beacon

優勝も1失点を悔しがる東山GK佐藤瑞起、努力重ねて「4月に立てた目標」達成へ

このエントリーをはてなブックマークに追加

1年時から東山高のゴールを守る守護神、GK佐藤瑞起

[8.15 U-18青森ユースフェスティバル決勝 初芝橋本高 1-3 東山高 カクスタ]

「決勝も無失点で行きたかったんですけれども、最後失点してしまって悔しかったです」。 1年時からゴールを守り続けて3年目。東山高(京都)の守護神、GK佐藤瑞起(3年=セレッソ大阪U-15)は決勝で1失点したことを悔しがった。

 この日は安定したハイボール処理やキャッチング。後輩CB志津正剛(2年)らDF陣を後方からの声で支え、得意とするビルドアップやパントキックも発揮していた。だが、3-0の後半15分にクロスから失点。優勝を喜んだ一方、1失点したことで満足はしていなかった。

「この青森の大会では自分の声で動かしてできる場面とかあったので、シュートを打たせないこととかはできているけれど、失点のところとかもマークを付かせることができていなかったりするので、まだ甘いところはあるかなと思います」と自身に厳しい評価を下す。

 今年は勝負の3年目。「新谷とは6年の仲なので声掛けながらやっています」というように、CB新谷陸斗主将(3年)とはC大阪U-15時代から6年の付き合いだ。佐藤は175cm、新谷も174cmと特別なサイズはないものの、強豪で1年時から出場機会を得てきた。

 2人は高さを声や判断力で補いながらチームを勝たせる存在に。中でも、佐藤は空中戦の競り合いで負けないように、また得意のキックでよりパワーを発揮できるように、精力的にフィジカルトレーニングを続けて1年時から10kgも増量したという。成長中のハイボール処理などを含め、続けてきた努力を今年度、全国舞台で結果に結びつける考えだ。

 佐藤は今年4月に立てた目標を明かす。「インターハイは(16強で敗れて)無理だったんですけれども、(目標は)選手権日本一と優秀選手、高校選抜入ることだったので、それは成し遂げることができていないので帰って練習から頑張っていきたい」。盟友・新谷は一足早くU-17日本高校選抜入りし、主将も務めた。負けないように努力を重ね、冬に目標を達成する。

(取材・文 吉田太郎)

TOP