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クサビのパスでマークが外れる

ボールを持ったMF(A)の前方には、相手DFを背負ったFW(B)が立っています。AはBの足下に縦パスを出します。パスが出たとき、守備側の選手はFWの方向へ寄っていきます。このとき、その手前(自陣側)にいる選手は相手の視野から外れるので、自由に動くことができます。

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第3回「そうだったんだ! クサビのパスを出すワケ」

「クサビ」とは、敵陣に入り込んだ前線の選手に、
縦(斜め)パスを送り、そのリターンを周囲の選手が前向きで受けようとするもの。
これができるかどうかが子どもと大人の分かれ目となる。


 楔(クサビ)とはモノとモノの間に打ち込み、つなぎ止めて固定する道具です。サッカーでは前線の選手が相手DF を背負う形で受け、攻撃の足がかりとなるプレーを「クサビ」のプレーと言い、そのときの後方からの縦パスを「クサビ」と呼びます。
 子どものサッカーにはクサビのパスがありません。なぜなら、マークされている味方にパスを出すという発想がないからです。サッカーのレベルが上がるにつれ、フリーな選手へのパスとドリブルだけでは相手陣内に、なかなか深く攻め込めなくなってきます。
 しかし、クサビのパスを覚えれば、ビルドアップしながら守備網をこじ開けることのできる、大人のサッカーになります。
 クサビのパスを前線に出せば、相手はボールを見ます。その間に、パスを受けた選手の手前側にいる味方は自由に動くことができるのです。1つ縦にボールを入れることで、まるで「カチャッ」とカギが開くように、マークが外れるのです。
 バルセロナはこのクサビのパスを細かい距離で何回も繰り返すので、相手はマークをつかまえきれなくなるのです。

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