beacon

[MOM243]鹿屋体育大DF代田敦資(4年)_戻ってきた守備の要

このエントリーをはてなブックマークに追加

[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.13 総理大臣杯準々決勝 鹿屋体育大 1-0 中京大 大阪長居第2陸上競技場]

 全国の舞台で、チームの大黒柱・DF代田敦資(4年=前橋育英高)が戻ってきた。CBとして最終ラインを統率すると共に、頼れるキャプテン。チームにとって欠かすことの出来ない存在だ。青木竜監督も「監督みたい。僕よりオーラがある。兄貴分というか」と信頼を寄せている。

 ケガの影響で、今年はリーグ戦、総理大臣杯の九州地区予選など公式戦には出場出来なかった。焦りはあったが「出来る事をやろう」と割り切り、今大会へ照準を合わせてトレーニングに取り組んだ。そして、迎えた総理大臣杯の初戦、法政大戦で公式戦復帰。この日の準々決勝でも安定した守備を見せ、後方からチームを支えた代田は押し込まれる時間帯も体を張った守備でしのぎ、完封勝利に貢献した。

 今大会、代田とCBを組むDF坂田良太(4年=大津高)は「敦資は存在感があるし、リードしてくれる。やっぱりキャプテンだなと」と心強いチームメイトの復帰を喜んだ。以前はFWだった坂田がCBに転向したのは4年から。「まだわからないことばっかり」だが、「敦資は守備のお手本になる。ケガで出られない間も、練習後にアドバイスをもらったり、CBについて色々聞いた。敦資に指導者になってもらいながらここまでやってきた」と話す。ケガでプレーが出来ない間も代田はチームに貢献してきた。

「自分はほんとに連れてきてもらってる立場なので、チームの為に何かしないといけない」と終始チームへの思いを語った代田。「感謝の気持ちとかは伝えられてないけど、そこはプレーで示していかないと」。チームメイトへの感謝を胸に、決勝をかけた大一番での躍動を誓った。

(取材・文 北野裕子)
▼関連リンク
【特設ページ】第37回総理大臣杯

TOP