beacon

[CL]パリSGが敵地でバレンシアに先勝も…終盤にイブラが一発退場

このエントリーをはてなブックマークに追加

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は12日、各地で決勝トーナメント1回戦第1戦の1日目を行い、パリSG(フランス)が敵地でバレンシア(スペイン)を2-1で下した。フランス勢として17試合連続未勝利だった“鬼門”のバレンシアを相手に敵地で先勝。第2戦は3月6日にパリSGのホームで行われる。

 調整不足のためベンチ外となったMFデイビッド・ベッカムもスタンドで見守る中、パリSGが敵地で先勝した。前半9分、MFルーカスの右足ミドルが左ポストを直撃すると、同10分にFWラベッシがMFパストーレとのワンツーで抜け出し、右足でGKの頭上をぶち抜く豪快な先制点。開始早々にバレンシアの出はなをくじいた。

 ホームのバレンシアもボールポゼッションを高めて反撃に出るが、フィニッシュの精度を欠く。前半20分、右クロスのこぼれ球を狙ったMFバネガのシュートはゴール左に外れ、同23分にもバネガが左サイドから折り返したボールがこぼれたところをMFグアルダードが左足で狙ったが、ゴール上に浮いてしまった。

 すると前半43分、パリSGはルーカスが右サイドをドリブルで突破。個人技でゴールライン際をえぐって折り返したボールをパストーレが右足で蹴り込んだ。前半終了間際の追加点で2-0。リードを広げて折り返した後半も危なげなく試合を進めた。

 早めに1点を返したいバレンシアだが、後半15分、MFティノ・コスタのスルーパスに抜け出したFWソルダードのトラップは大きくなり、シュートまで持ち込めない。最後のところでかみ合わず、そのまま無得点に終わるかと思われたが、後半45分、ティノ・コスタのFKにDFラミが合わせ、土壇場で1点を返した。

 後半ロスタイムには、ボールを奪われたFWイブラヒモビッチがグアルダードの足をスパイクの裏で踏みつけ、一発退場。試合はそのまま2-1でパリSGが逃げ切ったが、終盤の失点、さらにはエースの退場という思わぬ展開で第1戦を終えた。


▼関連リンク
欧州CL12-13特集

TOP