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[MOM225]早稲田大FW榎本大希(4年)_「どんな時も決められるように」のエースが2試合連続V弾!

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[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[4.20 関東大学リーグ1部第3節 早稲田大1-0筑波大 夢の島]

 ピッチに立った11人のハードワーク、勝利への意識の高さが印象的だった早稲田大。技術で上回る筑波大に食らいついたチームに勝ち点3をもたらしたのはエースの一撃だった。後半20分、筑波大DFがゴールライン際からクリアしたボールが目の前の選手に当たり、早大FW榎本大希(4年=横浜FMユース)の前にこぼれる。これに鋭く反応した榎本が「打つしかねぇかなと。(他のことを)考えずに打った。入って良かったです」と右足を振りぬくと、豪快なシュートがゴールへと突き刺さった。

 エースの自覚は日に日に高まっている。昨年はFW富山貴光(現大宮)という絶対的なエースがいた。優勝した全日本大学選手権決勝でも優勝を決定づけるゴールを決めMVPに輝いた前エース。コンビを組んできた榎本はスピードと馬力を兼ね備えたドリブルなどで優勝に大きく貢献したが、今年は勝負を決めるゴールにもこだわっている。「ただ決めるだけではなくて、自分のゴールで勝たせられることが一番うれしい。どんな時も決められるようにしたい」

 勝利へ導こうとする姿勢は守備面でも光っていた。「相手の谷口彰悟や(上村)岬のところへプレスバックしていくことを心がけてやっていた。あそこを自由にされたら、自分たちのボランチが引き出されて一番危ないバイタルのところを使われる。結構キツかったですけど、頑張ってあそこは行きました。ゴールを決めた後もこのまま(自分のゴールを)決勝ゴールにしたいという気持ちもあったので、そうなるように(微笑)」。体力のリミッターギリギリまで走り回ったFWが、攻守両面で1-0の勝利に大きく貢献。そして目標のリーグ戦15ゴールにもまた一歩前進した。

(取材・文 吉田太郎)

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