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[MOM_252]国士舘大DF石川喬穂(4年)_好調なチームの中心にいる「国士の元気印」

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[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.21 関東大学リーグ1部第13節 日本体育大1-4国士舘大 味フィ西]

 国士舘大の細田三二監督が「元気印」と評するチームの活力剤だ。右SB石川喬穂主将(4年=広島皆実高)は前半からアグレッシブな動きでチームを牽引。「足攣りそうなんですけど、チームの為に走らなければいけないというのがある」という闘将は気迫溢れるオーバーラップで再三長い距離をスプリントし、球際で迫力ある守りを見せるなど存在感ある動きで90分間を走り抜けた。

 開幕戦で先発を勝ち取ることができず、ベンチからも外れる日々が続いた。前半戦はチームも結果が出ず、最下位へ沈むなど主将にとっては精神的にも苦しい毎日。それでも「ずっと応援とか、裏方の手伝いとか行う中でメンバーに入れず、もどかしい気持ちも持っていた。悔しいのは悔しかったですけど、チームのためにというのを持っていた」という主将は自分の役割を続けることでチャンスを掴み、そして声とプレーでチームを引っ張っている。
 
「元気がとりえなんで。(ピッチに入ったら)気持ちの面で支えになろうと思っていた。上手いプレーヤーではないので、気持ちを全面に出して、声も出していく。チームメートがついて来てくれるプレーをがむしゃらにやって、チームを鼓舞できるようなプレー、気持ちが伝染するようなプレーをしていきたい」。前半戦の終盤から先発に定着し後半戦は3勝1分。チームの浮上に大きく貢献しているDFが今後も「気持ちが伝染するようなプレー」で国士舘大を上位へと引き上げる。

(取材・文 吉田太郎)
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