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[MOM260]大阪学院大DF小見恵吾(3年)_高身長CBが攻守ともに躍動

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[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.20 関西学生リーグ1部後期第5節 大阪学院大1-0大阪体育大 キンチョウ]

 2位の大阪体育大を破ったこの日の試合。1-0の完封勝利に貢献したのが、DF小見恵吾(3年=ウィザス高)だ。188cmの高身長を生かし、CBとして強力な2トップ、FW伊佐耕平(4年=神戸科学技術高)、FW澤上竜二(2年=飛龍高)の強力2トップを擁する大体大を封じ込めた。また、守備のみならず攻撃面にも貢献。先制点が生まれた前半34分、MF桑島良汰(3年=帝京高)のCKを頭で絶妙な位置に落とし、DF福田浩規(1年=G大阪ユース)のゴールをアシストした。チームはその1点を守り切って勝利。攻守の両面で小見が大きな働きを見せた。

 前節の阪南大戦で初のスタメン出場を果たした小見にとって、スタメンとして出場するのはこの日が2試合目。阪南大戦は0-3で敗れたが、藤原監督は「前回(阪南大戦)は負けたけど阪南大のFW河田を抑えていた」と評価し、「高さで澤上に勝てるのは小見しかいない」と期待を込めて起用。自身も「相手は結構蹴ってくるので、非常に自分が重要になる試合だった」と振り返ったように、役割をしっかりとこなした。

「トップにはあまり関わっていなかった」と話す1、2回生の間はIリーグに出場。3年目となる今年も前期は出場機会がなく、ベンチ入りもしていなかった。しかし、リーグ再開後の第10節で途中出場すると、それ以降は4試合連続でベンチ入り。そこから2試合連続でのスタメン出場を果たした。ただ、「怪我人とかいて、チャンスが来て使ってもらえてる状態だけどいつまた代わるかわからないので」と話すように、メンバーの入れ替わりが多い中で定位置を掴むのは容易ではないのは本人も承知している。

 次節は3位のびわこスポーツ成蹊大戦と上位との対決がまだ続くが「誰が来ても一緒なので。これからも頑張っていきたい」と小見。「ストロングポイント」と話す高さを武器に、チームの勝利に貢献する。

(取材・文 北野裕子)
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