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[MOM269]宮崎産業経営大FW加藤直也(4年)_母校の選手権優勝から刺激、エースがきっちり仕事

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[12.14 大学選手権1回戦 宮崎産業経営大3-0北陸大 荻野]

「1回は必ずチャンスが来ると思っていた」。前半43分、DF大久保正千栄(4年=神村学園高)からのロングパスに反応したFW加藤直也(4年=鵬翔高)は、そのままのスピードでGKもかわしてゴールネットを揺らす。「最近は点が取れてなかたので、1点取れて良かった」。リーグ5位の11得点を奪ったエースが、試合を優位に進めるうえで必要だった追加点を奪った。

 昨年度の高校選手権で母校の鵬翔高が宮崎県勢として初の全国優勝を成し遂げた。高校時代全国の舞台すら踏むことが出来なかった加藤にとってはこれ以上ない刺激となった。またその優勝メンバー数人が先輩のあとを追う形で宮崎産業経営大に入学。「いい意味競争意識も強まった」とリーグ戦で2位へと躍進するチームの原動力ともなった。加藤が夢だったと話したインカレ出場権も獲得。大学最後の大会と燃えないわけがない。

「チームとしてもどんどんレベルアップしていると思います。個人としても1試合1点を取るのが目標。チームが苦しい時でも点が取れるのがエースだと思うので、しっかり頑張りたいと思います」
 
 刺激を受けた鵬翔高の快挙から丸一年。今度は加藤自身が歴史を持ち帰る番だ。

(取材・文 児玉幸洋)

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