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[CL]メッシの2ゴールもあり、バルセロナがミランを破って逆転8強進出!!

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 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は12日、決勝トーナメント1回戦の第2レグを行い、敵地での第1レグを0-2で落としたバルセロナ(スペイン)は、ミラン(イタリア)をホームのカンプ・ノウに迎えた。前半5分にFWリオネル・メッシのゴールで先制したバルセロナは、その後も圧倒的にボールを保持して追加点を目指す。40分にはショートカウンターからメッシが追加点を挙げ、1戦目のビハインドを取り戻した。後半10分にはFWダビド・ビジャがゴールを決め、ついに逆転に成功する。試合終盤はミランもアウェーゴールを狙って攻めたが、バルセロナからゴールを挙げることはできず。逆にロスタイムにバルセロナはDFジョルディ・アルバがメッシのパスからダメ押しゴールを挙げ、2戦合計4-2として、逆転で準々決勝進出を決めている。

 初戦を0-2で落として、後のないバルセロナが、立ち上がりから猛攻を見せる。前半5分にはメッシがMFシャビ・エルナンデスとのパス交換から、DFに囲まれながらも、左足でシュートを叩き込み、2試合合計のスコアを1-2とした。同13分にもバルセロナはMFアンドレス・イニエスタの強烈なボレーシュートが枠を捉えたが、GKクリスティアン・アビアーティが何とか弾く。こぼれ球をメッシがヘッドで押し込んだが、シュートは左サイドネットに外れた。

 出鼻をくじかれたミランだが、アウェーゴールを挙げれば、一気に優位になる立場は変わらない。そのため、集中を切らさずに守り、ボールを奪ってからはFWステファン・エル・シャーラウィ、FWムバエ・ニアンのスピードを生かした鋭利な攻撃を見せた。前半34分にはエル・シャーラウィがPA内までボールを持ち込み、左サイドからシュートしたが、GKビクトル・バルデスにキャッチされている。同38分にはニアンが速攻から抜け出し、GKと1対1になってシュートを放つ。ボールはビクトル・バルデスの左を抜けたが、左ポストに嫌われた。

 命拾いしたバルセロナは直後の40分、再びエースの左足が火を噴いた。イニエスタが敵陣でボールをカットし、メッシにパス。わずかにPA外でボールを受けたメッシは中央にトラップし、対峙したDFフィリップ・メクセスの股下を射抜くシュートを突き刺し、2試合合計スコアを2-2として前半を折り返した。

 前半のボール支配率が70%だったバルセロナは、後半に入ってもミランを押し込み続ける。後半10分には、再び高い位置でボールを回収したイニエスタが落としたパスを、シャビが右前方のFWダビド・ビジャにダイレクトでパス。PA内でボールを受けたビジャは右足のトラップでDFをかわすと、続けて左足でシュート。これが決まって、ついにバルセロナが2試合合計スコアで3-2と逆転した。

 後半15分にはミランのベンチが動く。MFマッシモ・アンブロジーニとニアンを下げて、MFサリー・ムンタリとFWロビーニョにアウェーゴールの望みを託した。後半23分にはミランもバルセロナ陣内でボールを回し、PA内でMFマシュー・フラミニが後ろ足で流すシュートを放つが、ゴールを割ることはできなかった。

 バルセロナも後半30分にダビド・ビジャをベンチに下げ、FWアレクシス・サンチェスを起用。ミランもフラミニに代えて、バルセロナの下部組織で育ったFWボージャン・クルキッチを出場させた。後半32分にもバルセロナは選手交代を行い、ハビエル・マスチェラーノに代えて、DFカルレス・プジョルを投入した。

 1点取れば再逆転できるミランも、バルセロナのゴールに迫る。後半36分、左サイドでボージャンがDFジェラール・ピケを抜き、ゴール前に低いクロスを入れる。ロビーニョがこれに合わせたが、DFジョルディ・アルバが懸命にブロックして、得点を許さない。同38分にはバルセロナもFWペドロ・ロドリゲスをDFアドリアーノ・コレイアに代えて、交代枠を使い切った。

 しっかりとボールを回しながら時間を使っていくバルセロナ。攻撃を加速させるスペースができたことで、後半ロスタイムにはメッシからのパスを受けたジョルディ・アルバがゴール。これでアウェーゴールを1点取られてもバルセロナの勝ち抜けが決まり、バルセロナの勝負が決定的となった。このまま第2レグを4-0で制したバルセロナが、2試合通算スコアを4-2として、欧州最高峰の舞台で6シーズン連続となる8強進出を決めた。

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