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[CL]第2戦はガラタサライが制すも、C・ロナウド2得点のR・マドリーが4強進出!

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 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は、10日に準々決勝第2戦の1日目を行った。第1戦を3-0で制していたレアル・マドリーは、敵地でガラタサライ(トルコ)と対戦した。開始早々の8分にFWクリスティアーノ・ロナウドのゴールで先制したレアル・マドリーは、一気に4強進出に近づいた。しかし、後半に入るとガラタサライが猛反撃を見せる。後半13分から27分の間に3ゴールをマークし、逆転まであと2ゴールに迫った。それでも選手交代で流れを取り戻したレアル・マドリーは、後半ロスタイムにC・ロナウドが、この日2点目のゴールを記録し、勝ち抜けを決定づけた。第2戦は2-3で敗れたレアル・マドリーだが、2試合合計のスコアでは5-3で勝利し、3シーズン連続の4強進出に名乗りをあげている。

 立ち上がり、アグレッシブに前からボールを奪いに行ったレアル・マドリーは、前半8分に先制する。MFメスト・エジルからの縦パスを受けたMFサミ・ケディラが右サイドからゴール前に折り返す。これをC・ロナウドが右足でゴールに流し込み、2試合合計スコアを4-0とし、貴重なアウェーゴールを手にした。

 先制したレアル・マドリーは15分過ぎから、ボールを奪いに行く位置を下げ、ロングカウンターを狙うようになる。これによってボールを保持する時間の増えたガラタサライだが、なかなか決定機をつくれない。対するレアル・マドリーは前半24分にC・ロナウドから軸足の裏を通すパスを受けたMFアンヘル・ディ・マリアがGKと1対1の決定機を迎えたが、シュートはGKフェルナンド・ムスレラに弾かれた。

 順風満帆に試合を進めたレアル・マドリーだったが、前半30分にアクシデントが起きる。右SBで先発したマイケル・エッシェンが左太腿裏を負傷し、DFアルバロ・アルベロアとの交代を余儀なくされた。その直後にはアルベロアのファウルで、ガラタサライにFKを与えたが、MFセルチュク・イナンのシュートは壁に当たってゴールを逸れている。同38分にはPA内でMFヴェスレイ・スナイデルが右足でシュートを放ったが、ゴール前の密集を抜けたボールは、GKディエゴ・ロペスがしっかりとキャッチした。このまま1-0とレアル・マドリーがリードして前半を折り返す。

 逆転で準決勝に勝ち進むためには、5得点が必要なガラタサライは、後半に猛反撃を見せる。後半13分にスナイデルのパスからDFエマニュエル・エブエが豪快なシュートを叩き込み1点を返す。同26分にはパスを受けたスナイデルが、トラップでDFの股間を抜き、PA内にボールを運んで追加点を挙げる。さらに、その1分後にもFWディディエ・ドログバが右サイドからの折り返しを右足のヒールキックでゴールに流し込み、3-1とリードを広げた。同35分にもドログバは、右サイドからのアーリークロスを受けてシュートを決めたが、オフサイドのため、得点は認められなかった。

 第2戦は逆転を許したものの、2試合の合計スコアで上回るレアル・マドリーは、FWカリム・ベンゼマ、DFラウール・アルビオルを起用。前線からのプレッシングを強めて、ガラタサライのビルドアップを阻止する。後半45分にはアルバロ・アルベロアが警告を受けると、審判への異議でもう一枚イエローカードを受けて、退場になってしまう。

 それでも、後半ロスタイム2分にはカウンターを仕掛けたレアル・マドリーが、試合を決定づけるゴールを決める。ベンゼマからのパスを受けたC・ロナウドが右足で追加点を決めた。このまま試合は終了し、2試合合計5-3でレアル・マドリーが4強に駒を進めている。

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