[CL]バイエルンがバルサを粉砕!!ホームで圧巻の4-0先勝
[4.23 欧州CL準決勝第1戦 バイエルン4-0バルセロナ]
UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は23日、準決勝第1戦を行い、バイエルン(ドイツ)がホームでバルセロナ(スペイン)と対戦し、4-0で先勝した。バルセロナはFWリオネル・メッシが強行先発したが、プレーに精彩を欠き、不発。バイエルンは大量4ゴールを叩き込み、決勝進出に大きく前進した。第2戦はバルセロナのホームで5月1日に行われる。
ブンデスリーガ13連勝中で、すでに3シーズンぶりの優勝を決めているバイエルンはFWマリオ・マンジュキッチが出場停止。FWマリオ・ゴメスが1トップを務めた。MFトニ・クロースが負傷離脱中の2列目は右からMFアリエン・ロッベン、MFトーマス・ミュラー、MFフランク・リベリ。最終ラインではDFファン・ブイテンではなく、DFジェローム・ボアテングがDFダンテとCBを組んだ。
一方、最短で次節にもリーガ・エスパニョーラ制覇が決まるバルセロナは、メッシが右太腿裏を痛めた2日の欧州CL準決勝第1戦・パリSG戦以来、公式戦5試合ぶりに先発復帰。リーグ戦は3試合連続で欠場していたエースがスタメンに戻ってきた。両ワイドはFWペドロ・ロドリゲスとFWアレクシス・サンチェス。MFマスチェラーノ、DFプジョルが負傷離脱中で、DFアドリアーノも出場停止のCBではDFマルク・バルトラが先発し、DFジェラール・ピケと中央を守った。
まずチャンスをつくったのはホームのバイエルン。前半2分、ロッベンのスルーパスからMFハビ・マルティネスがPA内右に進入し、ヒールで戻す。ワンツーの形でロッベンが左足を振り抜いたが、GKビクトル・バルデスが鋭い反応で弾いた。
いきなりのピンチにも慌てることなく、パスを細かくつないでボールポゼッションを高めていくバルセロナだが、負傷明けのメッシにいつもの運動量がなく、バイエルンの守備陣も落ち着いて対応した。前半15分にはDFフィリップ・ラームが果敢に右足でミドルシュート。ボール支配率では劣っても、冷静に先制のチャンスをうかがった。
そして迎えた前半25分、リベリの左CKからセカンドボールをロッベンがつなぎ、ミュラーが外に開いたボールをロッベンが右足ダイレクトでクロス。これをダンテが打点の高いヘディングで折り返し、ミュラーが頭から突っ込んだ。ヘディングで叩き付けたボールはGKバルデスの体を弾いてゴールネットを揺らす。バイエルンが高さを生かして先制に成功した。
前半の45分間を終え、ボール支配率ではバルセロナが62%と圧倒的に上回ったが、シュートはわずか1本。それも前半9分にCKからピケが放った枠外シュートだけで、流れの中ではほとんどボックス内に進入することができなかった。ワンチャンスを待っているであろうメッシも、引いてパスを受けるシーンばかりで、バイエルンの脅威にはなっていなかった。
2点目は欲しいが、失点もしたくないバイエルン。そんなジレンマを抱えていたドイツ王者は後半立ち上がりに再びセットプレーからゴールを破った。後半4分、ロッベンの右CKを逆サイドのミュラーが頭で折り返し、オフサイドラインぎりぎりの位置にいたゴメスが左足ボレーで蹴り込んだ。
2-0とリードを広げたバイエルンは豊富な運動量とコンパクトな守備でバルセロナの反撃を封じ、攻撃になれば素早い切り替えで確実にチャンスへとつなげる。後半26分にはゴメスを下げ、MFルイス・グスタボを投入。グスタボはボランチに入り、ミュラーが1トップ、MFバスティアン・シュバインシュタイガーがトップ下にポジションを上げた。
中盤の守備を強化したバイエルンが、その直後に3点目を奪う。カウンターからリベリが左サイドをドリブルで駆け上がり、中央のシュバインシュタイガーを経由して逆サイドのロッベンへ。ドリブルでPA内に仕掛けたロッベンは対峙したDFジョルディ・アルバを縦にかわし、角度のない位置から左足でゴール左隅に流し込んだ。ロッベンが抜く際にミュラーがアルバの進行をブロックしたようにも見えたが、ファウルはなく、バイエルンが3-0と突き放した。
まさかの3点ビハインドとなったバルセロナ。1点でも返してホームに戻りたいところだったが、頼みのメッシにキレがなく、攻撃のブレーキになっていた。後半31分にはシャビのFKからバルトラがオフサイドトラップをかいくぐってゴール前に抜け出したが、振り向きざまのシュートは大きく枠を外してしまった。
すると後半37分、バイエルンはシュバインシュタイガーが左サイドのリベリに展開。さらにその外側を駆け上がるDFダビド・アラバにボールが渡り、アラバの折り返しをミュラーが右足で押し込んだ。4-0。大量リードを奪うと、守備陣も最後までアウェーゴールを許すことなく、完封勝利でホームでの第1戦を締めくくった。
最後までいいところのなかったバルセロナは後半44分にアルバがイエローカードを受け、累積警告で第2戦の出場停止が決まった。明らかにコンディションの整っていなかったメッシはフル出場したが、無得点のまま試合終了。第2戦はカンプ・ノウで戦えるとはいえ、4点ビハインドを跳ね返せるのか。バルサが崖っ縁に追い込まれた。
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ブンデスリーガ13連勝中で、すでに3シーズンぶりの優勝を決めているバイエルンはFWマリオ・マンジュキッチが出場停止。FWマリオ・ゴメスが1トップを務めた。MFトニ・クロースが負傷離脱中の2列目は右からMFアリエン・ロッベン、MFトーマス・ミュラー、MFフランク・リベリ。最終ラインではDFファン・ブイテンではなく、DFジェローム・ボアテングがDFダンテとCBを組んだ。
一方、最短で次節にもリーガ・エスパニョーラ制覇が決まるバルセロナは、メッシが右太腿裏を痛めた2日の欧州CL準決勝第1戦・パリSG戦以来、公式戦5試合ぶりに先発復帰。リーグ戦は3試合連続で欠場していたエースがスタメンに戻ってきた。両ワイドはFWペドロ・ロドリゲスとFWアレクシス・サンチェス。MFマスチェラーノ、DFプジョルが負傷離脱中で、DFアドリアーノも出場停止のCBではDFマルク・バルトラが先発し、DFジェラール・ピケと中央を守った。
まずチャンスをつくったのはホームのバイエルン。前半2分、ロッベンのスルーパスからMFハビ・マルティネスがPA内右に進入し、ヒールで戻す。ワンツーの形でロッベンが左足を振り抜いたが、GKビクトル・バルデスが鋭い反応で弾いた。
いきなりのピンチにも慌てることなく、パスを細かくつないでボールポゼッションを高めていくバルセロナだが、負傷明けのメッシにいつもの運動量がなく、バイエルンの守備陣も落ち着いて対応した。前半15分にはDFフィリップ・ラームが果敢に右足でミドルシュート。ボール支配率では劣っても、冷静に先制のチャンスをうかがった。
そして迎えた前半25分、リベリの左CKからセカンドボールをロッベンがつなぎ、ミュラーが外に開いたボールをロッベンが右足ダイレクトでクロス。これをダンテが打点の高いヘディングで折り返し、ミュラーが頭から突っ込んだ。ヘディングで叩き付けたボールはGKバルデスの体を弾いてゴールネットを揺らす。バイエルンが高さを生かして先制に成功した。
前半の45分間を終え、ボール支配率ではバルセロナが62%と圧倒的に上回ったが、シュートはわずか1本。それも前半9分にCKからピケが放った枠外シュートだけで、流れの中ではほとんどボックス内に進入することができなかった。ワンチャンスを待っているであろうメッシも、引いてパスを受けるシーンばかりで、バイエルンの脅威にはなっていなかった。
2点目は欲しいが、失点もしたくないバイエルン。そんなジレンマを抱えていたドイツ王者は後半立ち上がりに再びセットプレーからゴールを破った。後半4分、ロッベンの右CKを逆サイドのミュラーが頭で折り返し、オフサイドラインぎりぎりの位置にいたゴメスが左足ボレーで蹴り込んだ。
2-0とリードを広げたバイエルンは豊富な運動量とコンパクトな守備でバルセロナの反撃を封じ、攻撃になれば素早い切り替えで確実にチャンスへとつなげる。後半26分にはゴメスを下げ、MFルイス・グスタボを投入。グスタボはボランチに入り、ミュラーが1トップ、MFバスティアン・シュバインシュタイガーがトップ下にポジションを上げた。
中盤の守備を強化したバイエルンが、その直後に3点目を奪う。カウンターからリベリが左サイドをドリブルで駆け上がり、中央のシュバインシュタイガーを経由して逆サイドのロッベンへ。ドリブルでPA内に仕掛けたロッベンは対峙したDFジョルディ・アルバを縦にかわし、角度のない位置から左足でゴール左隅に流し込んだ。ロッベンが抜く際にミュラーがアルバの進行をブロックしたようにも見えたが、ファウルはなく、バイエルンが3-0と突き放した。
まさかの3点ビハインドとなったバルセロナ。1点でも返してホームに戻りたいところだったが、頼みのメッシにキレがなく、攻撃のブレーキになっていた。後半31分にはシャビのFKからバルトラがオフサイドトラップをかいくぐってゴール前に抜け出したが、振り向きざまのシュートは大きく枠を外してしまった。
すると後半37分、バイエルンはシュバインシュタイガーが左サイドのリベリに展開。さらにその外側を駆け上がるDFダビド・アラバにボールが渡り、アラバの折り返しをミュラーが右足で押し込んだ。4-0。大量リードを奪うと、守備陣も最後までアウェーゴールを許すことなく、完封勝利でホームでの第1戦を締めくくった。
最後までいいところのなかったバルセロナは後半44分にアルバがイエローカードを受け、累積警告で第2戦の出場停止が決まった。明らかにコンディションの整っていなかったメッシはフル出場したが、無得点のまま試合終了。第2戦はカンプ・ノウで戦えるとはいえ、4点ビハインドを跳ね返せるのか。バルサが崖っ縁に追い込まれた。
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