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U-23日本代表vs韓国 試合後の選手コメント

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[8.10 ロンドン五輪3位決定戦 日本0-2韓国 カーディフ]

 U-23日本代表は10日、ロンドン五輪3位決定戦でU-23韓国代表と対戦し、0-2で敗れた。前半38分、ミスからFWパク・ジュヨンに先制点を許すと、後半12分にも追加点を決められた。44年ぶりのベスト4進出を果たしたU-23代表だが、準決勝、3位決定戦と連敗。メダルを手にすることはできず、4位で大会を終えた。

以下、試合後の選手コメント

●FW大津祐樹(ボルシアMG)
「まだまだ自分が下手くそで、能力がないから勝てなかった。自分が3点でも4点目でも取れば、勝っていた。結果を出さないと勝てない。もっともっと自分が成長したいと感じた」
―五輪で6試合戦えたが?
「ここまで来れたのは実力だと思っている。ただ、これ以上行けなかったことも実力だと思っている。あとちょっとレベルを上げるために、個人個人がうまくならないといけない。世界のレベルを痛感できて、チャレンジできて、すごくいい経験になった」

●FW永井謙佑(名古屋)
「落ち着いてつなげば崩せると思っていた。GKから1本のボールで決められるのはよくないし、それをさせた自分たちも悪い。もっと成長して、次やるときは対処できるようにやっていきたい」
―メダルまであと一歩だったが?
「内容で勝っても、相手より1点多く決めないと試合には勝てない。FWがどんな状況でも決められるように成長しないと。そこが韓国との差だった」
―崩し切れなかった。
「シュートも少なかった。エリアの外からでも打たないと得点にはならない。そういうのでもっと勢いをつけた方がよかった」
―関塚ジャパンで最後の試合だったが?
「楽しかったし、いいチームだった。みんなが監督を信頼して、2年間やってきて、メダルは取れなかったけど、悔いのない戦いができた。またいつか一緒にやれたらいいなと思う」
―次、韓国とやるにはA代表しかないが?
「U-19で負けて、オリンピックで負けて……。次はA代表に入って、A代表でしか借りは返せない。A代表に行けるようにチームでがんばって、A代表に呼ばれるようにしたい」
―自分自身の課題は?
「準決勝、3位決定戦と、相手に引かれたとき、点が取れていない。そこを打開できるように、そこを成長させないと、自分も次のステップに行けない。普通にできれば、世界に通用した部分もあった」

●DF吉田麻也(VVV)
「1点取られても逆転できるような落ち着いた試合運びができればよかった。個人個人がもっとレベルアップしないといけない。みんないいポテンシャルを持っているし、大会の中でレベルアップしていくのを僕も感じていた。下の突き上げが、A代表のレベルアップにもつながる。次は韓国に勝ちたい」
―試合後、審判に抗議していたが?
「大前提として、審判を含めてのサッカー。(判定が)覆らないことも分かっているけど、悔しくて……。点が入ったところでは何がファウルか分からなかった」
―4年前の悔しさとは種類が違う?
「こっちの方がポジティブな悔しさ。やっぱり勝つのがいいですね」
―五輪で6試合戦えたことは?
「僕自身、オリンピック代表に呼ばれて、自分も成長したいと思ったし、チームを引っ張ることで自覚や、CBとしての存在感を出せればと思っていた。キャプテンもやらせてもらって、糧になるものはいっぱいあった。セキさん(関塚監督)に感謝している。でも、ここからが大事。A代表に戻ったときに『成長したな』と思われるようなプレーを見せないといけない」
―韓国戦については?
「やっぱり韓国に負けるのは、メキシコに負けるより数倍悔しい。でも向こうも去年の札幌でも負けて、アジア杯でも負けて、悔しい思いをしている。そういう気持ちが向こうは上回ったのかもしれない。でも、こっちも気持ちが弱かったわけではないし、いいライバルだと思う」
―勝敗を分けたポイントは?
「疲労もあるし、レベルの高いチームとやって、細かいところでのミスが失点がつながるんだなと、メキシコ戦、韓国戦であらためて感じた。僕がかぶった1点目も、後ろに(日本の選手は)3人いた。いつもならやられないような場面なのに、個の力でやられた。やっぱりアーセナルでやっているだけあるなと思った」
―少し休みたい?
「A代表まではがんばりますよ。ベネズエラ戦までは(笑)」
―オーバーエイジとして参加して一番よかったと思うことは?
「キャプテンとしてチームをまとめたことは僕自身のプラスになった。責任感や存在感を出したいと思ったし、そこを養えた。A代表でも同じように存在感を出していきたい。ハセさんのつらさも多少分かったので、今後はサポートしていきたい(笑)。名誉なことだし、オーバーエイジもキャプテンも、セキさんに感謝したい。オーバーエイジを引き受けてよかった」

●DF鈴木大輔(新潟)
「崩し切る前の大きな攻撃があってもよかったし、僕らからのロングボールがあってよかった。もう少し攻撃に変化を付けられればよかった。でも相手に合わせたサッカーは予選で課題になったし、それはやりたくなかった」
―韓国はロングボールが多かったが?
「やっている中でそういうサッカーだというのは分かったので、その対応のところで起点をつくらせないことが大事だった」
―セカンドボールを拾えなかったが、疲れもあった?
「相手の2列目の選手のサポートも速かった。セカンドボールをなかなか拾えなくて、大きく跳ね返せないところで中盤で拾われた。体力的なところは両チーム一緒だし、タフさを痛感した」
―韓国は決定力があった?
「一発で点を取る能力があるなと思ったし、決定力があるなと痛感した。自分を含めて、一人ひとりが強くなって。メンタル的にも、当たりの強さも。強さを求めてやっていきたい」
―五輪で6試合を戦えたが?
「これから悔しい思いをバネにしてどれだけできるか。もっともっと成長して、次のステージに上がれるようにアピールしていきたい」

●GK権田修一(F東京)
「個人的には最後の2試合、チームの力になれなかった悔しさがある。でも、まだ23歳。ここから先はW杯の舞台しかない。まずはそこに自分が出るために、今のままじゃ話にならないと思ったし、勝負を決めるところでの1プレー1プレーのこだわりを感じた。それはみんなも感じたと思うし、そこがチームとしての成果だと思う。最後の2試合、いいパフォーマンスができなくて、最後、悔しさが残る」

(取材・文 西山紘平)

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