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鹿島MF本田が復活へ手ごたえつかむ

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[10.13 ナ杯準決勝第2戦 柏2-2鹿島 柏]

 鹿島アントラーズは後半ロスタイムに同点弾を奪われたものの、2戦合計での決勝進出を決めた。決勝進出とは別にMF本田拓也は手ごたえをつかんでいた。

「90分出られたことは自分の中でも大きい」。本田は11年シーズン初めに清水から鹿島にやってきた。当時はザックジャパンのメンバーにも名を連ね、鹿島でもレギュラーとしての活躍が期待されていた。だが昨年3月に行われたチャリティーマッチの合宿中に右足首を負傷。その後も右足の手術するなど、度重なる故障に見舞われた。

 その結果、昨シーズンは公式戦も出場が4試合(リーグ戦3試合、ACL1試合)にとどまるなど、不本意なシーズンを送った。復活の期待がかかる今季、9月8日の天皇杯の筑波大戦(7-1)で90分出場を果たしているが、同じJクラブを相手に90分出場したのは移籍後初となった。ようやく鹿島での第1歩を踏み出したといっても過言ではない。

 決勝は奇しくも古巣の清水が相手となった。「選手も替わりましたし、監督も替わりました。サッカーは横を広く使って来るので、しっかりブロックを作ってやっていきたい」。13年ぶりのタイトル奪取に燃える古巣を撃破し、完全復活をアピールしたい。

(取材・文 児玉幸洋)


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