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[MOM86]高知大MF香川大樹(4年)_2G1A!意表つくリスタートからゴールも

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[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.4 総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント1回戦 高知大 3-1 関西学院大 堺NTC]

 高知大の華麗な攻撃は、MF香川大樹(4年=近大東広島高)、MF芝野創太(4年=三田学園高)、FW布施祐典(4年=益田高)によって生み出される。この試合での全ての得点・アシストがこの3人によるものだ。特に香川は2得点1アシストの活躍を見せ、大事な初戦でチームを勢いづけることに成功した。

 香川の1得点目は、相手の意表を突いたセットプレーでの素早いリスタートからのもの。キッカー芝野のアイディアを察知して絶妙なタイミングで相手DFの裏に抜け出し、冷静にGKとの1対1を決めた。「芝野の目を見て感じ取り、その場の感覚で動きました」と、香川はチームメイトとの強固な信頼関係を垣間見せる。

 高知大は、素早いリスタートやショートコーナーなど、相手の意表をつくセットプレーを多用する。これは確かな技術にプラスして、セットプレーを得点源にするという意識をチーム内で徹底し、準備してきたからこそできることだ。

 香川自身、5月末から教育実習のため3週間チームから離れていた。野地照樹監督も連携不足を心配していたが、「やっぱりさすがだね」と絶賛する。ブランクを微塵も感じさせない連携だった。

「早いリスタートは試合前から狙っていた形。それが上手くハマってくれた。次の試合でも自分たちの形は崩さない」という香川の言葉通り、高知大が見せる、変幻自在のセットプレーに要注目だ。

(取材・文 谷口達也 写真=関西学生サッカーPRESS 久住真穂)

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連載:大学マン・オブ・ザ・マッチ

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