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[ACL]鬼門破った関塚監督「Jの代表として戦いたい」

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[6.24 ACL決勝T1回戦 G大阪2-3川崎F 万博]

 「前年のアジア王者であるガンバさんに勝てて、素直に嬉しい。満足しています」。川崎フロンターレ関塚隆監督が笑顔で話した。

 川崎FのACL挑戦は、今回で2度目。初出場となった2007年大会ではベスト8入りを果たすも、準々決勝でイランのセパハンにPK戦の末敗れた。その悔しさをバネに、アジアへの挑戦、アジアでの飛躍を視野に攻撃的サッカーを作りあげ、昨季のJリーグで準優勝。2度目のACL出場権を得た。

 相手は前年のアジア覇者。そして相性の悪いグラウンド、大きく負け越している相手だった。これまで公式戦では、ガンバに3勝2分5敗。99年のナビスコ杯で勝って以来、敵地では1分5敗と勝利はなかった。まさに敵地でのガンバ戦は、鬼門だった。

 しかし「アジアの頂点へ行きたい」という強い気持ちで負けてはいなかった。挑戦者として、また、追うものとしての強みを武器に最後まで戦った。「本当に最後まで選手がよく戦い、またサポーターのみなさんも応援してくれたおかげ。日本の、Jリーグの代表としてアジアと戦っていきたい」。確実に、そして一歩ずつ、アジアの頂点に近づいている。

<写真>後半20分に投入したFW黒津(右)が決勝弾。采配が的中した関塚監督
(取材・文 山口雄人)

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