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F東京も敵地で広州恒大に敗れる…日本勢3チームは16強で散る

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[5.30 ACL決勝T1回戦 広州恒大1-0FC東京 広州]

 日本勢最後の砦もはかなく散った。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は30日、東地区の決勝トーナメント1回戦を各地で行った。F組を2位通過したFC東京は敵地で広州恒大(中国)と対戦。F東京は前半30分にFWクレオに押し込まれ許した1点を返すことが出来ず、0-1で敗れた。この結果、この日行われたもう1試合で柏も2-3で蔚山現代(韓国)に敗れたため、前日の名古屋とともに日本勢3チームすべてが16強で消えることとなった。

 F東京のシステムは4-2-3-1。CBにはDF高橋秀人が入り、中盤の底ではMF米本拓司とMF長谷川アーリアジャスールがダブルボランチを組んだ。1トップにはFW渡邉千真が入った。

 広州恒大はACL予選リーグを1位通過したあとにイ・ジャンス前監督を解任。元イタリア代表監督のマルチェロ・リッピ氏を新監督に迎え、FC東京を迎え撃った。

 立ち上がりは互角の攻防を見せた。F東京も前半15分、中盤でFKを獲得するとトリックFKから前線にボールをつなぎ、最後FWルーカスがシュートを放つなどチャンスを作った。だが徐々に個人技に勝る広州攻撃陣の攻勢を受けることとなる。

 すると前半30分、MFチョ・ウォンヒがFWムリチとのワンツーでPA内に侵入。GK権田修一が飛び出し、防ぎに行くがゴール前に折り返され、FWクレオに押し込まれた。F東京は広州のスピードのある攻撃を抑えることが出来ず、痛恨の先制点を奪われてしまった。

 反撃に出たいF東京は後半11分に米本に代えてMF谷澤達也を投入。攻撃の枚数を増やして得点を奪いに行く。しかしなかなかチャンスを作ることが出来ない。後半28分にゴール前で得たFKを森重真人が直接狙うが枠上に外れた。さらに同31分にはMF梶山陽平がミドルシュートを狙うが左に外れていった。

 後半37分にはゴール正面からのムリチの直接FKを権田がビッグセーブで防ぐ気迫を見せるが、試合はそのまま0-1で終了。F東京の初のアジア挑戦は決勝トーナメント1回戦で幕を閉じた。


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