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[EURO]C・ロナウド決勝ダイビングヘッド!!ポルトガルがチェコ下し、4強進出

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[6.21 EURO2012 準々決勝 チェコ0-1ポルトガル ワルシャワ]

 EURO2012(欧州選手権)は21日、いよいよ決勝トーナメントに突入した。準々決勝が行われ、ポルトガルが後半34分にFWクリスティアーノ・ロナウドがダイビングヘッドを突き刺して、1-0でチェコを下し、2大会ぶりの準決勝進出を決めた。チェコもGKペトル・チェフを中心に固い守りで奮闘したが、8強で姿を消すこととなった。

 ポルトガルのスタメンはグループリーグ3試合と同じ、不動のメンバー。対するチェコはアキレス腱を痛めているMFトマシュ・ロシツキーに代わって、今大会初出場となる21歳MFブラディミル・ダリダを代表初先発で起用した。

 序盤は重苦しい展開が続いた。チェコは前半18分、右サイドに流れたダリダがDFとGKの間に絶妙なクロスを入れる。しかし走り込んだFWミラン・バロシュにはわずかに合わない。一方のポルトガルは中盤すぎからC・ロナウドを中心とした攻撃でリズムをつかみ出すが、同33分のオーバーヘッドはゴール右。同35分のFKは左に外れていった。

 前半終了間際、ポルトガルにアクシデントが発生する。FWエルデル・ポスティガが右太ももを痛め倒れ込む。前半40分にFWウーゴ・アルメイダとの交代を余儀なくされた。

 しかし前半ロスタイム、ポルトガルに決定的場面が生まれる。MFラウル・メイレレスからの浮き球パスに反応したC・ロナウドが胸トラップでボールを受けると、反転しながらうまくDFをかわして右足シュート。だが惜しくもGKペトル・チェフの脇を抜けたシュートは右ポストを叩き、ゴールラインを割ってしまう。C・ロナウドが最大のチャンスを決めきれず、前半をスコアレスで折り返した。

 後半に入るとポルトガルの一方的展開となる。後半ファーストプレーでウーゴ・アルメイダがヘディングシュートを放つと、同5分にはC・ロナウドが直接FK。だがともにわずかに枠を外れると、同13分にはMFナニからのクロスをウーゴ・アルメイダがダイビングヘッドで合わせ、ゴールネットを揺らしたが、オフサイドを取られた。同19分にもMFジョアン・モウティーニョが豪快なミドルシュートを放つが、チェフが左手一本で弾き出した。

 だがやはりこの男が試合を動かした。後半34分、右サイドに流れたジョアン・モウティーニョがクロスを上げる。するとファーサイドから走り込んだC・ロナウドがダイビングヘッドで合わせてポルトガルに待望の先制点が生まれた。エースの2試合連続ゴールで試合を決めた。

 試合はこのまま1-0で終了。後半圧倒的に攻めたポルトガルが、27日に行われる準決勝へ駒を進めた。
 

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