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[日本クラブユース選手権(U-18)]大逆転の広島ユース、3連勝の大宮ユース、横浜FMユースなどが8強進出!

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 第34回日本クラブユース選手権(U-18)大会は27日、リーグ戦で争う1次ラウンドの最終日を行い、全勝でグループ首位通過したEグループの横浜F・マリノスユースとFグループの大宮アルディージャユースなど8強が出そろった。4チームずつ6グループで争われた1次ラウンドの各グループ1位の6チームと、各グループ2位のうち成績上位の2チームが準々決勝進出。首位で通過したのは、上記2チームのほか、Aグループの浦和レッズユース、Bグループの柏レイソルU-18、Cグループの東京ヴェルディユース、Dグループのサンフレッチェ広島ユースの4チーム。1次ラウンド2位からは、ガンバ大阪ユースと名古屋グランパスU18がベスト8に残った。

 1次ラウンド最終日に最も白熱したのは、最激戦区のDグループだった。前日までの首位は2連勝のFC東京U-18で、広島ユースと京都サンガF.C.U-18が1勝で追った。3位・広島ユースとF東京U-18の一戦は、後半に退場者や負傷交代が出る大激戦となったが、前半に先制した広島が試合終了間際、DF宗近慧のバックヘッドで追加点を奪い、2-0で勝利。F東京U-18に勝ち点で並ぶとともに得失点差で1点上回った。同時間に行われた2位・京都U-18と三菱養和SCユースの試合が2-2で引き分けとなったため、広島ユースが劇的な首位奪取で決勝トーナメントへ進出した。

 Aグループは浦和ユースが首位を守った。引き分けでも決勝トーナメント進出の決まる浦和ユースはコンサドーレ札幌U-18戦で後半27分に退場者を出し、数的不利となったがリードを許さずスコアレスドロー。1位で決勝トーナメント進出を決めた。もう1試合ではFW金村賢志郎のハットトリックの活躍などにより、愛媛FCユースがグランセナ新潟ユースに8-0で快勝。愛媛ユースはグループ2位に入り、各グループの2位のうちでも好成績だったが、名古屋U18に得失点差で1点及ばず、敗退が決まった。

 Bグループは首位・柏U-18が劇的な形で決勝トーナメント進出を決めた。ベガルタ仙台ユースと対戦した柏U-18は前半に2点を失う苦しい展開。だが、後半18分にFW山嵜駿のゴールで1点とすると、36分には途中出場のMF仲間隼斗が左足で同点ゴール。2-2の引き分けに持ち込んだ柏U-18は2勝1分で首位を死守した。もう1試合は中学生FW北川柊斗のハットトリックの活躍などにより名古屋U18がヴァンフォーレ甲府U-18に6-0で快勝。グループ2位の名古屋U18は、各グループ2位の成績のうち、G大阪ユースに次ぐ2位に入り、柏U-18とともに決勝トーナメント進出を決めている。

 Cグループでは後半31分のFW相馬将夏の同点ゴールにより清水エスパルスユース戦を1-1で引き分けた東京Vユースが2勝1分で首位キープ。清水ユースは2位で、鹿島アントラーズユースを3-1で下したヴィッセル神戸ユースはグループ最下位に終わった。

 EグループはMF松本翔とMF高橋健哉のゴールにより、セレッソ大阪U-18を2-1で破った横浜FMユースが3連勝でグループ首位奪取。1勝1分1敗でグループ2位となった前回王者・C大阪U-18は各グループ2位の成績上位に食い込むことができず、1次ラウンド敗退となった。なお、もう1試合の塩釜FCユース対大分トリニータU-18戦は2-1で塩釜FCユースが勝っている。

 そしてFグループからは大宮ユースとG大阪ユースが決勝トーナメントへ駒を進めた。2連勝の大宮ユースはFW清水道浩の2ゴールなどにより、アビスパ福岡U-18に7-1で快勝。激戦区を1位突破した。またMF大森晃太郎のハットトリックの活躍などにより、昨年4強のアルビレックス新潟ユースを7-0で下し、2勝1敗としたG大阪ユースは各グループ2位の中で成績最上位に入り、1次ラウンド突破を果たした。

 大会は明日28日にJヴィレッジで準々決勝を行う。大宮ユースは名古屋U18、浦和ユースは柏U-18、東京Vユースは広島ユース、横浜FMユースはG大阪ユースとそれぞれ対戦する。

<写真>大宮ユースの清水は福岡U-18戦で2得点。決勝T進出に貢献した。

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