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[MOM103]駒澤大FW大塚涼太(4年)_駒大一”持ってる”ストライカー

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[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]

 [9.3 第90回天皇杯1回戦 東京Vユース 0-1 駒澤大 西が丘]

 駒澤大で一番“持ってる”選手がFW大塚涼太(4年=花咲徳栄)だ。この日も0-0で迎えた後半35分、監督から「自分の仕事をやれ」と言われ、点を取ることを目標にピッチへと送られると、わずか2分後。PA前中央でFW棗佑喜(4年=丸岡高)が競り勝ったボールを拾うと、ドリブルで持ち込み、右足で豪快なシュートを決めた。この大塚のゴールが決勝弾となり、駒澤大は東京Vユースに勝利。天皇杯2回戦・FC東京戦へと駒を進めた。

 とにかく大舞台に強い。ここ最近決めたゴールは、総理大臣杯全日本サッカートーナメントの決勝・中京大戦(3-2)で、1-2で迎えた後半ロスタイム突入寸前に押し込んだ同点弾だ。そして、この日は天皇杯全国大会で決勝弾を決めてみせた。

 その大塚はチームでは、“いじられ役”に徹することがほとんどで、この日もF東京戦で対戦したい選手として、日本代表に招集され、天皇杯2回戦では不在のMF今野泰幸を挙げるとぼけっぷり。後輩からは「“持ってますね”(笑い)それにやさしいです」と高評価を受けている。

 次の相手はJ1・F東京だが「やっぱり全員の目標が3冠(総理大臣杯・関東大学リーグ・リーグ・インカレ)で、それとプロを倒すことなので勝つ気持ちでやりたいです」と意気込んだ。ここぞの場面で決めてくれるFWがチームにいるかいないかは、大きく違う。“持ってる”FWはJ1勢相手にも引けを取ることなくマイペースに戦い、ゴールを奪うつもりだ。

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