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[MOM111]全日本大学選抜MF河井陽介(3年)_全得点を演出した背番号10!!

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[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.11 日本・韓国大学選抜サッカーフェスティバル 全日本大学選抜3-1全韓国大学選抜 赤羽]

 全得点に絡む活躍をみせたのはMF河井陽介(慶應義塾大3年=藤枝東高)だ。まずは絶妙なスルーパスで2点を演出。終了間際にはドリブル突破からクロスを上げて、FW石津大介(福岡大3年=福岡大大濠高)のゴールをお膳立て。まさに全日本大学選抜の“10番”にふさわしい活躍だった。

 90分間の出場は11月20日の関東大学リーグ・最終節の神奈川大戦(1-3)以来となったため、試合後には「体的には問題なかったが、体力的には最後にバテてしまって、みんなに申し訳なかった」と話したが、その活躍は実戦のブランクを感じさせないものだった。

 河井の活躍に中野雄二監督は「河井はサッカー勘がいい。味方が飛び出していれば引けるし、そうでなければ前に仕掛けられる。ポジションの入れ替わりが上手い」と賛辞の言葉を送った。

 所属先の慶應義塾大ではFW登録され、2トップの一角としてプレーする河井だが、今回の選抜では自身も「かなり嬉しかった」と笑顔で話すMF登録。この日は「FWと距離が近くて、ちょっと前を向けば、すぐにパスとかシュートに持ち込める。自分的には一番いいポジション」と話す1.5列目で要所要所に顔を出し、存在感を発揮した。

 明日には台湾入りし、現地のA代表とU-23代表との試合に臨む。第26回ユニバーシアード競技大会もいよいよ来年夏に迫ってきたため、ここから一戦一戦が大事になってくる。「夏の遠征にも入っていたし、立場上チームの中心になっていくべき時期だと思う。そういうのを意識しながらチームの結果に貢献したい」と力強く話した。チームの核として、これからも全日本大学選抜の“10番”がチームを勝利に導いていく。

[写真]全得点に絡む活躍をみせた河井

(取材・文 片岡涼)
連載:大学マン・オブ・ザ・マッチ

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