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[MOM130]関東B FW征矢智和(流通経済大)_本職FWで先制弾

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[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.4 デンソーカップチャレンジ1回戦 関東B選抜4-2東海・北信越選抜]

 若手が多い攻撃陣の中で数少ない“最上級生”。それだけに、関東B選抜のFW征矢智和(流通経済大3年=東京Vユース)は自分が前線を牽引しないといけない、という自覚も強い。

 大会の1週間前に行われた関東A選抜との試合では、途中出場でぶっつけ本番となるサイドハーフをやらされる事態に遭遇した。昨年のリーグ戦ではボランチとして出場することも。別のポジションをすることでFWと成長したというが、やはり本職はFW。「しっかり点を取りたい」気持ちは、チームの誰よりも強い。それは、この若いチームで先制点を取ることの影響を、誰よりもわかっているからにほかならない。

 実際、東海・北信越におされ気味だったチームは、征矢の先制点でにわかに勢いづき、ついには追加点をゲット。一時は追いつかれるたが、征矢のゴールがなければその前に東海・北信越の攻撃の前に沈んでいたことだろう。

 この試合でのゴールは「ずっと狙っていたパターン」(征矢)。だからこそ、それをわかったうえで「ボールをだしてくれた庄司には本当に感謝している」。思えばアシストのMF庄司悦大(専修大3年=清水商高)も3年生。最上級生たちの責任と自覚が、若いチームを勝利に導いた。

(取材・文 飯嶋玲子)
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