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[ACL]名古屋vs川崎F 試合後の選手コメント

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[9.30 ACL準々決勝第2戦 名古屋3-1川崎F 瑞穂陸]

 ACL準々決勝は30日、第2戦を行い、瑞穂陸上競技場では名古屋グランパス川崎フロンターレが対戦し、名古屋が初の準決勝進出を決めた。アウェーでの第1戦を1-2で落とした名古屋は、前半27分にMF小川佳純、同35分にDF吉田麻也のゴールで“逆転”。同38分に2試合合計3-3の同点に追いつかれたが、後半43分にFWケネディのゴールで名古屋がこの試合を3-1、2試合合計4-3とし、準決勝への切符を手にした。
以下、試合後の選手コメント

<名古屋>
●FWケネディ
―最後は右足で押し込んだ?
「体のどこに当たってもいい。その前にみんなが頑張ってくれて、ほとんどマギヌンのゴールだったけど、あそこでミスはできない。今はいい気分です」
―アジアのタイトルは自分にとっても特別?
「個人的なことではなく、チームの夢が叶ってきていると思う。チームの中でしっかりプレーできている。クラブの夢が叶ってきた。ベスト4でなく、もっともっと上に行きたい」
―3点目を取るまでが長かったが?
「2-1のままではどちらかが決めなくてはいけない状況だった。しっかり我慢したことが結果につながった」
―準決勝の相手はウズベキスタンかサウジアラビアのチームになるが?
「代表でもやっているけど、ウズベキスタンは強いし、サウジアラビアもそうだと思う。どのチームでも関係ない」

●MF小川佳純
―ゴールシーンは?
「フリーだったので。自分のシュートレンジかなと。積極的に打った結果が、ゴールになった。まぐれでしたけど、良かった。先に点を取られたら、うちは最低でも2点が必要になる。先制点は取らなきゃいけない点だった。2点目も前半に取れたし」
―2点取ってすぐに1点を返されたが?
「1点取られた時点で負けているわけじゃないし、振り出しに戻っただけ。みんなもう1回、0-0になった気持ちだったと思うし、このまま続ければ点を取れるし勝てると信じていた。慌てず戦えたのが良かった。自分たちが90分集中して戦うことができたのが大きい」

●MF三都主アレサンドロ
「失点しないこと、相手がカウンターできない守備の仕方をすることを考えていた。この山を越えられたけど、まだ山はいっぱいあるし、気持ちを切り替えたい。次のリーグ戦は大事な試合。リーグ戦で3位に入る可能性はあるし、今のままなら優勝の可能性もあると思う。勝ち点3を積み上げていきたい」
―アジア王者になりたい?
「それは目標だし、毎年毎年できることじゃない。自分たちの力で準決勝に行けたので、このチャンスを生かさないといけない」

●DF吉田麻也
―2点目が大きかった?
「楽になったけど、それでみんな少し動きが止まって。そこで1失点して目が覚めた」
―ゴールは頭に当てた?
「後頭部のあたりに当たった。感触はあったけど、人かボールか分からなかった」
―1点返されて同点になっても落ち着いていた?
「同じことを繰り返したら勝てない。1失点しても崩れず、3点目を取れたのが一番大きい。みんなの勝ちたい意欲が強かった」
―勝因は?
「気持ちです」

●DF田中隼磨
「第1戦が何対何だったかとか関係なく、監督も“原点に戻ろう”と話していた。自分たちの試合ができたから、こういう結果になった。選手全員が頭を使って、インテリジェンスを見せた。1点返されても同点だったし、延長に入っても1点を取ればいいと思っていた」
―3点目のシーンは?
「(逆サイドは)見えていた。マギヌンに合わせた」
―準決勝進出となったが?
「監督が自分を評価して取ってくれて、結果を出さないといけないと思っていた。ACLもリーグ戦の残りも監督の期待に応えないといけない。でも、まだ何も得ていないし、準決勝への切符を手にしただけ。まだ手元には何もない。ヤマ場は乗り切ったので、国立ではなく、優勝を目指したい」
―鹿島戦に続いて三都主がボランチに入ったが?
「頭がいいし、技術もある。真ん中でもああやってプレーできる。チームのオプションになったと思う。代表でも一緒にやっているし、やりやすい」
―川崎Fにようやく勝ったが?
「3回負けてたので、3回分返したと言ったらウソになる。でも、一番大事な試合で勝てたのはうれしい」

<川崎F>
●FW鄭大世
「相手は足が動いていたし、こっちは後半に足が止まって劣勢になった。運動量の差が出た。アウェーは関係ない。同じ日本なので。でも相手の方が足が動いていたのは事実」
―ゴールの場面は?
「ターンしてゴールに向かったらいいパスが来た。レナチーニョがゆっくりドリブルしていたから、ターンの時間があった」
―1点を返して試合を振り出しに戻したが?
「2-1になって“行けるぞ”とは思った。でも、足が止まった。延長のことは考えていた。完全に劣勢で、考えざるを得なかった。守るしかないし。でもあれだけ攻められたら、(点が)入るのは時間の問題。悔しいけど、相手の方が良かった」

●MF中村憲剛
「負けたから、特に何も言うことはない。何を言っても言い訳になる。負けてしまったのは事実で、今のところそれしか頭の整理が付いていない。それだけです」

●MF谷口博之
―疲れがあった?
「それはあると思う。名古屋の方が出足が良くて、セカンドボールも拾われた。そこを直さないといけない。すぐJリーグもある。1日で気持ちを切り替えて、またやっていくしかない」

●DF伊藤宏樹
―1点を返して試合を振り出しに戻してからの試合運びは?
「こっちが1点取れば有利になるのはみんな分かっていることだったけど、つなげなくなった。一進一退で、ミスした方がピンチを迎える我慢比べの状況だった」
―準決勝進出を逃したが?
「大ダメージです。でも今日でしっかり切り替えないといけない」

(取材・文 西山紘平)

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