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[ACL]ダヴィがポスト直撃シュートも…浦項が初の決勝進出

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[10.28 ACL準決勝第2戦 ウム・サラル1-2浦項 ドーハ]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝第2戦が28日、行われ、ホームでの第1戦を2-0で先勝した浦項スティーラーズ(韓国)は第2戦も2-1で制し、2試合合計4-1で初の決勝進出を決めた。11月7日に国立競技場で行われる決勝では、名古屋を倒したアルイテハド(サウジアラビア)と対戦する。

 2点ビハインドの状態で試合開始を迎えたウム・サラルは積極的に攻撃を仕掛け、試合の主導権を握っていた。しかし、浦項は豊富な運動量で前線からプレスをかけ、ウム・サラルのミスを誘い、FWダヴィ、FWマグノ・アウベスという強力2トップへのパスを寸断した。

 ウム・サラルは焦りからか徐々に単調なロングボールが増え、何度かあったチャンスも生かせずにいると、浦項が狙い通りのカウンターで先制点を奪った。

 後半10分、MFキム・ジェソンのスルーパスからFWステボが抜け出し、右足で冷静に流し込む。2試合合計3-0とし、これで勝負あった。

 ウム・サラルは3点取って同点に追い付いても、アウェーゴールの差で敗退が決まる。決勝進出には4点が必要な状況となり、集中力が切れた。

 失点から4分後の後半14分にはMFノ・ビョンジュンにゴールを決められ、万事休す。ダヴィのシュートがポストに弾かれるなどチャンスはあったが、後半ロスタイムにナディヤが直接FKを叩き込み、1点を返すのが精一杯で、1-2、2試合合計1-4で敗れた。

(文 西山紘平)

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