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今、日本は高校サッカー選手権予選の真っ最中じゃないですか?
選手権は自分も3年間挑戦しましたけど、今思うと楽しかったですね。ていうか、楽しかった思い出しかない。

自分が通っていた加藤暁秀高校は静岡県の沼津市にあります。静岡の東部では1番のチームだったけど、いわゆるサッカー学校ではなくて、3年生はインターハイが終わるとほとんどみんな引退して受験勉強をするような学校でした。それでもすごく走るし戦うチームだったので、相手からはすごく嫌がられていたようですけど。

自分は受験勉強に専念・・・することもなく、他の3人の3年生と一緒に、冬まで引退しなかったですね。最後の冬は準々決勝でジュビロの松浦(拓弥)やグランパスの佐藤(将也)のいた浜名高校に1-2負けてしまったけど、やり切ったという感覚でした。

負けたら終わりの選手権っていうのは、高校サッカー独特の雰囲気じゃないですかね。クラブの奴にはJユースカップとかあるんでしょうけど。クラブの奴はクラブの方がいいと思うだろうし、高校の奴は高校サッカーがいいと思っている。それぞれですけど、自分は高校サッカーを選んで本当によかったなと感じています。

今、選手権を戦っている人は今しか、その感覚でサッカーをできることってないと思う。その時間を楽しんでほしいですね。

※本コラムは不定期更新です。ぜひ感想や応援メッセージ、クラブ、ドイツについての質問などをこちらまでお寄せください。