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流通経済大サッカー部日記「たつのこ日和」

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死闘、制す 中編

 90分が終了した後、再び選手・スタッフ全員で円陣を組み、延長戦が始まりました。「延長戦になってしまった」早稲田と「延長戦まで望みを繋いだ」流経。勢い的な部分で考えれば流経に分があるように思われた延長戦でしたが、そんな考えなどどこ吹く風、延長前半終了間際に早稲田が追加点を挙げました。

 「やっぱりダメなのかもしれない」。どこかで諦めの様な気持ちすら抱いてしまいました。リーグ戦では9節を終えて負け越しの成績、先日もリーグ戦で早稲田に負けたばかり、今年のチーム状況なら延長戦になっただけでも良かったのかもしれないと。むしろここまで良く頑張ったと思いながらピッチを見つめていると、延長後半半ば、1年生ルーキー椎名からのボールを受けた武藤が再び得点を挙げ2-2の同点に。1点目の時同様に湧き上がる応援、ベンチ、観客、そしてピッチ。同時にピッチからはこのままでは終わらせないという気迫すら伝わってきましたし、今のチームにこれ程までに勝負強さがあったとは・・・・・・。正直チームに携わる身ながらビックリさせられた瞬間でした。そして再び試合を振り出しに戻した流経は3点目を狙いに行ったものの、2-2のまま延長戦が終了。PK戦へと突入しました。

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