アグレッシブな岡田監督
[6月22日16時@ジョージ]
6月11日に大会が開幕し、21日までに全64試合中32試合が終わりました。きょう22日からの4日間は、各組のグループリーグ最終戦が行われます。決勝トーナメント進出を懸け、多くの試合が生きるか死ぬかの激しいバトルとなります。
そんな中、きょうの夜は、我がくつろぎの宿、エイコーン・ゲストハウスのラウンジ(薪ストーブあり!)で、韓国VSナイジェリアを見ることに決めていました。キックオフ30分前にラウンジに行くと、チリ人のファミリーが楽しそうにテレビを見ています。
聞けば彼らは、開幕直後から南アフリカに滞在し、チリの試合はもちろんのこと、今までにオランダ対デンマークや、イタリア対ニュージーランドを観戦したとのこと。「日本は次、デンマークとの試合だね。難しい一戦になるだろう」と言います。
一行はお父さんと幼稚園児くらいの男の子2人、プラスお父さんの友人。25日のチリ対スペインも見るとのことです。うーん、かなりリッチな一家だ。
と、よく見ると、テレビは既にアルゼンチン対ギリシャの試合が放送されるチャンネルに設定されているではないですか。
「むむ、韓国対ナイジェリアは?」
「僕らはアルゼンチンを見るんだ」
どうやらチャンネルを譲ってくれそうにありません。なぜかビエルサ監督の顔が脳裏に浮かんできたのはさておいて、チリ人ファミリーの方が先にテレビ前に陣取っていたのも事実。ここは彼らにラウンジを譲り、私は部屋で韓国を応援しました。
結果は2-2で引き分け、韓国が見事ベスト16入り! おめでとう! 日本も続くよ!
ところで日本代表の岡田監督は前日(21日)のオフにジョージの床屋さんで髪を切ったそうです。天王寺高校時代には南こうせつのような丸縁メガネをかけ、ヒッピーのようなロンゲにバンダナを巻いてサッカー部をやっていたという岡田監督。外国で髪を切るなんて、さすがアグレッシブです。
韓国の試合運びもアグレッシブで感心しましたが、日本の指揮官も負けていないですよ～。
(文・矢内由美子)
