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SAMURAI密着日記

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キャプテンマークが板についてきた長谷部

[6月23日23時@ラステンバーグ]
6月23日はジダンと……、わたしの誕生日でもありまして! (私事で失礼いたしますm(__)m)

 サッカーに関わるようになってからというもの、誕生日を何かの大会中に迎えることがすごく多くなりました。海外出張中ということも多く、知らない間に誕生日が終わっていることもしばしばです。

 4年前のドイツは、22日夜に行われたのが日本対ブラジル戦。玉田圭司のゴールに胸いっぱいになり、終戦に脱力し、中田英寿の大の字ウォッチをして宿に戻る最中に日付が変わり、忘れられない誕生日になりました。

 今回は、決勝トーナメント進出を懸けたグループリーグ最終戦デンマーク戦の前日。どんな一日になるのだろうと思って試合会場のロイヤルバフォケンに向かいました。

 スタジアムには、決戦前夜にふさわしい、敵度な緊張感がありました。公式練習が終わると、記者会見には岡田監督と長谷部誠が出席。ゲームキャプテンの長谷部は今大会中、公式会見にすべて出席し、試合を重ねるごとにキャプテンらしい雰囲気が出てきています。

 コメントは素晴らしいものでした。チームの結束感を尋ねられると「能活さんがチームキャプテンとして色々なところで気を遣ってくれますし、このチームは試合になかなか出られない選手のサポートが本当に素晴らしい」と、グッとくるような返答。そして、こう言いました。

「決勝トーナメントに進むことは、選手たちだけではなく、日本サッカーに関わるすべての人、メディアさんも含めてすべての人にとって大きな意味を持つことになると思います」

 思い出すのは2004年。ヤマザキナビスコカップのニューヒーロ賞に選ばれた長谷部は、副賞の一つであるお菓子1年分を当時の所属である浦和レッズの担当記者に「みなさんでどうぞ」とプレゼントしてくれたのでした。お菓子好きなわたしが感激したのは言うまでもありません。

 キャプテン姿が次第に板についてきている長谷部。あしたはぜひ勝って、一日遅れのプレゼントをお願いします!
(文・矢内由美子)

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