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流通経済大サッカー部日記「たつのこ日和」

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大臣杯、終わる。

 日曜日に総理大臣杯の1回戦がありました。対戦相手は福岡大学。しょっぱなから昨年度の優勝校との対戦でした。「1回戦から豪華なカードだねぇ」という周囲の声を聞きつつ、こちらとしては「なぜ1回戦から福岡大学・・・」という思いもありつつ、迎えた日曜日。

 試合は前半10分にセットプレーから失点。13分にはあの永井選手にPKを決められさらに失点。本当に弱い、というか、持ってない、というか。しかし、29分に武藤が1点を返し、前半が終了しました。ハーフタイムには「45分の中で1-0のサッカーをやれ。1点はいつ入るか分からない、ロスタイムに入るかもしれないし分からないけども、追い付けば良いよ。2点取って逆転しようじゃなくて、まず追い付くこと。1点を取ること。」との監督からの言葉。それを受け止めての後半でしたが、69分に再び失点。先制点を挙げた福岡大学の清武選手にまたも決められてしまいました。差は2点に広がり、1点を取っても追い付けない状況に追い込まれた流大イレブン。差が開き追い込まれたからといって点が入る訳でもなく、刻々と時間が過ぎてゆきます。試合も残り15分を切った辺りでした、フランク、竹石といった4年生がピッチへ。少しずつ流れが良くなってきたというか、お尻に火がついたというか、若干攻めの時間が増えてきました。87分、DFの小川が1点を返します。残りは3分+ロスタイム、流大のために残された時間はあまりにも少なく、無情にも奇跡の同点劇にはなりませんでした。

 試合後。ロッカールームで涙を流す選手を見てはいたたまれない気持ちになりましたが、負けは負けです。流経大にとっての今年の総理大臣杯は終わりました。もし勝っていれば、今この文章を書いている今頃、2回戦の後半を戦っているはずでした。でももう選手は全員茨城の龍ヶ崎市にいて、今日も元気に大学に通っています。まるで総理大臣杯などなかったかのようで、なんだか不思議な感じです。この大会は終わってしまいましたが、この敗戦から選手達が何かを学んでくれればそれに越したことはないので、今後の天皇杯予選、後期リーグに期待して頂ければ幸いです。

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