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流通経済大サッカー部日記「たつのこ日和」

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新幹線とバス 前編

総理大臣杯は関西での大会。試合に出ていた選手たちと、応援していた選手たちとでは、この大会でのスケジュールは全く違いました。今回はそのことについて少し書いてみたいと思います。

まず最初は、試合に出ていた選手たち。先月30日に新幹線で大阪入り、それから4日間はガンバ大阪の練習場をお借りして練習に励み、試合当日は神戸のホテルからバスで移動、試合に臨みました。

対して、応援していた選手たち。総勢90名弱で日曜日の朝5時に寮のある茨城県龍ヶ崎市をバスで出発しました。途中サービスエリアで休憩をはさみつつ、昼過ぎには会場に到着、10時間の移動を経て、試合に臨みました。

残念ながら結果は2-3で負け。試合に出ていた選手たちも応援していた選手たちも、1泊して月曜日の朝帰ることになりました。帰りも、新幹線とバス、それぞれの選手たちがそれぞれの手段で帰りました。

「試合に出られない人の気持ちを本当に考えていればこんな試合にはならない」試合に負けたとき、監督が良くこの言葉を言います。この日も言っていました。いつもの言葉、良く聞く言葉でしたが、この日は暗くなった空の下、なんだか、ぐっと、胸が締め付けられる思いでした。10時間バスを共にした選手たちのトンボ帰りを想像すると、やはり試合の敗戦と同じくらいに込み上げてくるものがあったのは、どうか私だけではないと。どうかそれを聞いた選手たちが、そのとき何か、別に強く思うものあって欲しいとまでは望まないから、ただ少しでもそういう、試合に出られない人たちがいるってことを忘れないで欲しいと、私は強く願いました。

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