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いよいよ新生日本代表の船出となりましたね。
通称ザックジャパン!
日本は他のスポーツでもそうですが、監督の名前を頭に持って来て『～ジャパン』と付けますが、ザックジャパンというのはなかなか語呂も良い感じに思えます。
就任以降様々な経歴やどのような選手、戦術が好みか等、各媒体がかなりフットワーク軽く取材してくれたので、おおまかな事はサッカー好きで情報好きの方ならもうほとんど知っているでしょう。

そんな中、面白いと思ったのがいわゆる『名将だ』といった意見よりも、大丈夫か?的なニュアンスのイタリア人コメントが多かったという事。セリエAのビッグ3を率いた事よりマイナス的な事を記載する記事が多いなと感じました。これについてはサッカーですので色んな人の見方があり、意見がある。南アフリカのW杯で快挙を成し遂げた岡田監督を例に挙げれば、岡ちゃんは日本一の監督だと思うか?　という質問をサッカー好き皆に聞けば解る事。そう思う人もいれば思わない人もいるんですよね。

しかしながら『彼は非常に優れた監督だ。間違いなく日本にプラスになるだろう』といったコメントももう少しあって欲しかった、、、、

この記事は締め切りの都合上、せっかくの初陣ですが試合前に書いております。

しかしながら初合宿での選手コメントがなかなかに面白いですね。
槙野選手は学校みたいだと言ってましたが、これまでとはかなり守備の仕方が違う模様です。これまでより個人の責任が明確になるみたいで、それは大きい事だと思う。これまでの日本の常識で言えば、個人で足りない所を補い合うのが常でしたよね。
僕は、W杯後にこれからは個人のベースアップが課題ではないかと書きましたが、その時書き足りなかった部分なのでこのタイミングで補足します。補い合えるのが日本人の特性だし良い所なんだけど、その補い合う同士のベースの力が上がっていれば、より大きな力が発揮出来ると思う。という事なのでこのタイミングで個人の責任を明確にしていくというのはもの凄く大事ではないかと思います。
う～ん楽しみですザックジャパン!

そしてこのタイミングでこれらの課題を持ちながら試合するのに、かなり適しているのが今のアルゼンチンだと思います。アルゼンチンはまだ暫定監督状態。日本戦次第では本監督に昇格もありうるという事で監督は全力で勝ちにくるでしょうが、選手はあくまで暫定監督のもとでの親善試合にすぎないでしょう。しかしながら日本で絶大な人気を誇るアルゼンチンですので、下手すればスタジアムの4分の1くらいがアルゼンチンのユニフォームになってしまうかも。それを見てやる気になったアルゼンチンと個の責任を持ちながら戦う日本、これは楽しみです。
日本はW杯のベースの元に新しい若い血や新監督初陣といったモチベーションにおけるプラス要素がかなり大きく作用すると思うので、勝ってもなんのサプライズにもならないと思う。こればかりは明日になってみないと分かりませんが、ただ、もし勝ったとしても本当のアルゼンチン代表はまだ始まっていないという事は覚えておきたい所です。
そしてその後すぐに、いち早く次に進んでいる韓国との対戦。

チームとしてはアルゼンチンより、完成度が高いであろう韓国とすぐに出来るのは凄く良いマッチメイクだと思う。
個としては上回る相手のアルゼンチン、チームとして日本よりかなり早くスタートしている韓国。

過去を見てもこれほど充実したキリンカップってなかなか無かったように感じるのは僕だけでしょうか。

ともあれ日本の選手は、また横一線からの再スタート。ザック流を意識しながらも自分の良さを出して、今回選ばれたチャンスを絶対にモノにするという姿をサポーターに届けて下さい。

※本コラムは隔週金曜更新予定です。感想はこちらまでお寄せください。