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蹴れるって素晴らしい by DJ KOHNO フロム ケツメイシ

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迷走レッズ
by DJ KOHNO フロム ケツメイシ

今季のJリーグを10位で終えた浦和レッズ
世代交代やサッカースタイルの再構築に取りかかっていたフィンケ監督は契約延長せず、今季限りでの退任が決まりました。

退任という事自体に正直驚きは感じない。世代交代やサッカースタイルの変化等難しい事に取り組んでいた事はサポーターも理解していたと思うが、いかんせんプロの世界、こ結果を見れば必然の事だと思う。
しかし今の浦和を見ていると、結果が出なかったが故にただ解任しただけに思えてしょうがない、次期監督には元浦和の選手のゼリコ・ペトロヴィッチが就任したわけですが、これまでの路線は継続していくとは言いつつも何故ペトロなのか、そしてペトロの持つサッカー観やスタイルについてのアナウンスがサポーターに対して一切無し。

フィンケが就任してからの2年間、結果は伴わなかったものの方向性は明確だった。
未来を感じたサポーターもいたはず。
僕は浦和というクラブはきちんとサポーターに説明をするべきだと思います。

今季退団のポンテに対する姿勢も不誠実だと思う。
実は数年前に内館、岡野選手という長年浦和を支えた選手達が退団する際、当時の社長は結局最後まで直接話にくる事はなかった。
それから社長は変わったものの、そういった悪しき体質だけは残っているクラブに有望な新人は来たがらないのではないでしょうか。

それからフィンケ退団を受けコメントを出した若手選手で『何故辞めなければいけないのかわからない」と言った選手がいたことに正直びっくりした。
起用した監督に対し結果が出せなかったのは選手の責任でもある。
ワシントンが浦和を去る時、当時の監督との仲は最悪だったと言って良い。しかし彼はラストゲームでしっかりとゴールを決めチームを勝利に導いた。その後のコメントで『自分のゴールで監督のクビはつながったのは複雑だが、勝利のために戦った』というコメントを残している。

フィンケは多くの若手に多くの出場時間を与え経験を積ませたが、プロが一番求められるべき結果の重要性は教えられてなかったのではないだろうか。

クラブとしての方向性は掲げているが素人から見ても、ちぐはぐな点が多すぎる今のレッズ。
このような状態が長く続くようでは、今起きている問題の観客数減少は加速していく一方になってしまうでしょう。

※本コラムは隔週金曜更新予定です。感想はこちらまでお寄せください。

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