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蹴れるって素晴らしい by DJ KOHNO フロム ケツメイシ

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CL準決勝
by DJ KOHNO フロム ケツメイシ

クワトロクラシコを終え、バルセロナはチャンピオンズリーグファイナリストになり、リーグタイトルもほぼ手中に納める結果を手に入れましたね。

敗れたレアル・マドリーの選手はバルサ選手の“アピールリアクション”に相当フラストレーションが溜まっていたようです。前もって言っておくと僕自身どちらのファンでもなく、一サッカーファンとしての意見だと思ってもらえると嬉しいのですが、ダイブにせよファウルをもらう為のオーバーリアクションも、それらを含めたものがサッカーだと思うんです。

日本代表がW杯予選で中東勢から受ける「アウェーの洗礼」は凄いですし、もしそれで負けた時も相手がズルイという論調(もゼロではないにしても)よりこちらが未熟だったという流れになることもある。それらを含めた勝負で、敗者は黙って去るべきだと思います。ただ、(そういう方法で勝った相手に対して)称えるように勝者を認めなきゃいけないわけでもないとも思う。

激しいフィジカルコンタクトもサッカーの魅力ですが、そこで不利になってしまうチームとしてとるべき戦術で世界最高のものであり、日本代表もお手本にするべきだと感じさせられるのがバルサだと思います。ただ、日本人には(VTRで見ると)体が触れていないプレーであそこまで過剰に痛がるダニエウ・アウベスのような“演技”は出来ないだろうし、日本人の持つ美学としては受け入れられないというか、ああいうのは僕としては好きではないですね。

これでチャンピオンズリーグの決勝はユナイテッドとバルサになりましたが、前回(09年)の同カードであった決勝で真っ向勝負を挑んでコテンパンにされたユナイテッドが今回どう出るかが最高の見所ですね。それこそフィジカルのメチャクチャ厳しいプレミアリーグと、技巧派のリーガを代表するチーム同士による対戦も楽しみな所。最近凄まじい勢いで結果を出しているユナイテッドのハビエル・エルナンデスが僕の注目選手です。

結果がどうなるにせよ、見ていて凄いこれが世界最高峰レベルの技術なのかという勝負を期待したいです。

※本コラムは隔週金曜更新予定です。感想はこちらまでお寄せください。

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