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蹴れるって素晴らしい by DJ KOHNO フロム ケツメイシ

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CL決勝
by DJ KOHNO フロム ケツメイシ

いやあ強かった、CL決勝で見せたバルセロナの強さは次元が違うというレベルにあったのではないでしょうか。

僕は現在、進行中の全国ツアー、代々木公演2DAYSの初日の夜中(というより二日目の早朝)だった為、生観戦はちょっとあきらめていたのですが、自分達も大勢の前でライブをやった後の興奮と打ち上げで体に入れたアルコールが心地よく試合開始まで眠らずにキックオフを迎える事が出来ました。

試合が始まると見せつけられたのは、スピード、フィジカル、技術と全てにおいて興奮させられる真剣勝負のエンターテイメントだった。
戦前の予想通りポゼッションで上回ったバルサですが、今シーズン僕が見たバルサの試合はポゼッションの数値こそ高いものの、ボールを回すエリアが低く、パス回しの練習かよと突っ込みたくなる試合が多かったので、正直ロナウジーニョがいたころのような魅力はあまり感じていませんでしたが、この、世界が見つめる大一番でポゼッションエリアが非常に高い位置にあり、いつもよりフィニッシュに向かうギアを入れる回数が非常に多かった事でやっぱりバルサはバルサなんだなあと感じていたところでの先制点。

その先制点を決めたペドロのゴールは、シャビだからこそ作れたタメの時間に、一度中に入る動きをしてから外に膨らみフリーになった。
あれは今現役でやってるパサーの選手もゴールゲッターの選手も皆が勉強になる動きだったと思います。

前回の同じ舞台での対戦では失点してから何もさせてもらえず、心が折れたように見えた(マンチェスター・)ユナイテッドでしたが、今回は諦めない。
本当にワンチャンスを決めて同点で折り返した時には僕はもう興奮MAX状態、と同時に疲労もMAX。不覚にもハーフタイムで力尽きて後半は再放送で見る事になってしまいました。

後半は一方的な展開にも関わらず最後まであきらめないギグスのプレーは、1979年生まれ組のゴールデンエイジがワールドユース決勝で点差を付けられながらも心折れる事なく走り続けた本山選手(鹿島)を僕に思い出させてくれて、グッとくるものがこみあげてきてしまいました。

バルセロナは偉大なチャンピオンになり、敗れたユナイテッドも誇り高かった。ゲームスタッツこそ差がついたものの、中身はとても良く改めてサッカーって面白いなと思わせてもらい、それと同時に現在進行中のツアーも一人でも多くの人の心を振るわせたいと強く思いました。

※本コラムは隔週金曜更新予定です。感想はこちらまでお寄せください。

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