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阪南大サッカー部「須和部ノート」

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想い~香川勇気~

阪南とは何か。選手は何を考えているのか。もっと広く伝えるために、数回にわたり他の選手に彼らの想いを綴ってもらいます。初回は1回生、香川勇気。

第89回全国高校サッカー選手権で僕はたくさんの経験をさせてもらい、人生の中でこんなに良い経験をさせてもらえたことにとても感謝しています。今回の選手権では優勝することが出来た経験の他にたくさんのライバルと対戦して自分にないものを持っていて、自分にとってすごくいい経験になりました。特に僕と同じボランチのポジションで世代別代表である青森山田高校の柴崎岳選手と対戦した時に日本代表のプレーを肌で感じる事ができ、自分と柴崎選手との差を感じさせられました。この選手権でこれからの自分自身の課題や目標がはっきりと設定できた大会で大学へ行ってその課題や目標に取り組んで行きたいと思います。


日本高校選抜に選ばれて
この選手権で僕は日本高校選抜のメンバーに選ばれました。最初の選考会では30人以上いて全国レベルの選手がたくさんいてメンバーに選ばれるか不安でした。そして最後までその場にいることが出来てメンバーに残れたことはとても嬉しかったです。
選抜されたメンバーで欧州遠征に行かせてもらいました。滝2からは5人選ばれていて選抜されたメンバーも皆仲が良くてとても楽しい遠征になりました。まず成田で直前合宿をしました。海外へ旅立つ直前でみんな緊張などあったと思うのですが空き時間にみんなで温泉に行ったりしてリラックスすることができました。
欧州へは最初フランクフルト空港についてそこから飛行機を乗り換えてイタリアのミラノにいきました。そこでACミラン対サンプドリアの試合を間近で見ました。セリエAはレベルの高いリーグで目の前で起こるスーパープレーに本当に感動しました。あんな迫力のあるところで長友選手もやっていると思うと長友選手は本当にすごいと思いました。
そしてそのままスイスに移動して合宿をしました。スイスは自然がいっぱいあってのんびり過ごす事ができました。サッカー場がいっぱいあってサッカーをするのにいい環境だと感じました。
スイス合宿が終わってドイツである大会に参加しました。そこでは有名クラブのA.マドリードやレバークーゼンと試合をしました。結果は10チーム中5位で過去の成績からしたらいい方でした。自分自身の感想としてはヨーロッパの選手は体格はもちろん、ゴールへの意欲が僕たちとは全然違ってそういったところで差がでているんじゃないかと感じました。この遠征を通しての僕の収穫は、同じボランチの小島秀仁選手とプレー出来たことです。やっぱり敵同士で感じることと仲間としてプレーして感じることはちがって、秀仁のプレーはいつも冷静でゲームを落ちつかし、タイミング良く攻撃参加してチームの中心となっていました。そういった部分で考えさせられることが多く、見習っていきたいと思いました。この遠征で海外の選手と対戦することができ、自分の経験値が上がったと思うし、やっぱり目指すのは日本国内だけではなく、世界を目指してこれからの自分を作っていきたいと思いました。

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