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「ボールは丸い」~慶大ソッカー部マネージャー戦記 by 呉田幸子

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全体合宿「それが、チームだ。」
by 呉田幸子

ソッカー部は現在、箱根・仙石原にて全体合宿を行っています。

合宿のテーマは今年のスローガン通り、「KYOSO」競争の意味もありますが、共に創るという方に重点をおきます。111人の部員全員で夏を乗り越え、まずは11日から大阪で始まる総理大臣杯で日本一を獲るための一体感を醸成するのが大きな目標です。

年に一度の全員合宿は、とても貴重な機会です。チームとは何か、個人がチームの為に戦うとはどういうことなのか、共に考える機会です。

グラウンドに1日中いる中で、「それが、チームだ。」という言葉を何度も聞きました。

トップチームでは、戦術の理解を深めようと議論しながらトレーニングを積んでいます。頭を整理し、互いに話し合いながら理解を深めていくことが求められます。そこでは、先輩後輩とか普段の人間関係とか関係ない、誰かのミスに対しても厳しく言うこと、ちょっとしたことでも意思疏通のために激しく議論し合うこと、それがチームだ。と監督も言いました。

トップチーム以外は、体力強化と競争を意識したゲームを行っています。朝練の走りでは、グラウンドマネージャーから、「最後、全員が入ったら終わり。」という指示が出ました。タイムには入れない選手の背中を押しながら走り、声でも背中を押し、見事全員でゴールすることができました。朝のグラウンドは、手を取り合って逆境に立ち向かう男達の強さに満ち溢れていました。
できないところを他の人が助けて同じ目標を達成する。それが、チームだ。と全員が認識しました。

夜には全体ミーティングを行いました。和やかな雰囲気の中、部員の一部が総理大臣杯に向けた決意を述べました。何気ないコミュニケーションをとり、皆でいろんな時間を共有する。それがチームでもあると思います。


チームとは何でしょうか。強いチームとはどのようなチームでしょうか。
個のパワーが集まり、それが結束した時の力は計り知れません。本当の「強いチーム」を創るのは簡単ではないけれど、それに挑戦したいと思います。隙のない強固なチームが出来たとき、どんな逆境にも勝つことができると信じています。その貴い瞬間の為に努力するのです。

合宿は折り返し。全国他のどの大学にも負けないチームを創るため、私も貢献していきたいと思います。

11日から総理大臣杯です。関西地区にお住まいの皆様、大学サッカーの夏の熱い戦いを観に来てみませんか。応援、お願いします!

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