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「ボールは丸い」~慶大ソッカー部マネージャー戦記 by 呉田幸子

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総理大臣杯、初戦で屈辱の敗北
by 呉田幸子

こんにちは。
私たちは、11日に第37回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントに出場しました。3年ぶりの出場に胸を躍らせて、日本一を目指して大阪に乗り込みましたが、初戦となった2回戦で関西学院大学に2-3で敗れ、早くも東京に帰ってくることになってしまいました。

7校出場した関東勢は、2回戦で5校が姿を消してしまいました。一方、残った明治大学と流通経済大学は17日に行われる決勝まで駒を進めました。関東リーグでは、6、7位となかなか上に行けていないものの、アミノバイタルカップ(関東予選)では優勝と3位と躍進を遂げているチームです。(関東予選2位であった私たちは情けない思いと悔しさでいっぱいです。) 関東同士の戦いが私も楽しみでもあります。

“日本一”を目標に掲げ、そのチャンスの1つが終わってしまいました。虚しい気持ちで溢れました。全国の舞台は甘くないと思い知らされました。
選手たちも何もできなかった悔しさで涙を流していました。夜行バスで部員が応援に駆け付け、一体感を持って試合に臨んだつもりが、実際には関西学院大学の声に圧倒されました。

前回も書いた通り、トップチーム以外の部員も含めた113人で戦いたいという思いがありました。そこで、怪我で出場がならなかった副将の岩田修平がモチベーションビデオを作りました。その中でメンバー入りの選手たちにその他の部員を1人につき1人ずつチョイスしてメッセージを入れることにしました。私はメッセージを集めるのに協力したのですが、みんなから送られてくるメッセージに感動しました。「お前が羨ましい」「お前ならできる」「自信持ってけ」。そんな言葉の数々が選手を突き動かしたのではないでしょうか。そしてそれは大会が終わった今も、その選手の背中を押すのではないかと思います。

ただ、そんな言葉だけでは通用しなかった全国の舞台。それ以前に、日本一と胸を張って言える個人とチームを創らなければいけなかったと反省するばかりです。もう一度すべてを見直し、謙虚に挑戦しなければなりません。

関東リーグ後半戦の開幕は、もう少しです。もう一度だけ、日本一になるチャンスが与えられています。この悔しさを晴らしたい、今まで感じたことのない虚しさ、苛立ち、悔しさを決意に変えた、学生最後の夏です。

決勝は、明治大学vs流通経済大学 17日18:00キックオフ@長居スタジアム。テレビ放映もあるそうです。
夏の大学日本一の戦いを是非見てみて下さい!

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