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I PLAY FOR… ~大学サッカー・ゲキサカ連動企画~ by  

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Vol.3流通経済大学応援団長 大野泰祐「日本一愛される集団を目指して」
by  

 12月14日に全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)が開幕します。ゲキサカでは大学サッカー連盟と合同でコラム企画を実施。インカレに携わる人達の想いを全10回で掲載します。第3回は今年8月に行われた総理大臣杯で応援団長として流通経済大を優勝に導いた流通経済大学サッカー部 大野泰祐さんです。


I play for…『監督・スタッフ・チーム・ファン・サポーターの幸せ』
【理由】流通経済大学では、今年から『大同団結~日本一愛される集団~』というコンセプトを掲げています。それを達成するためにはスタッフや仲間を信じて戦うこと、応援することが大切だと思います。流通経済大学の熱いプレー、熱い応援でファンやサポーターの方に少しでも幸せになってほしいと思い、このフレーズを選びました。このフレーズには色々な想いが詰まっています。


―サッカーを始めたきっかけを教えてください。
「小さい頃、地域のクラブチームを見に行った時に友人に誘われたことがきっかけです」

―高校サッカーを経て、大学サッカーを続けようと思った理由は?
「流通経済大学付属柏高校で日本一を経験しましたが、メンバーに関わることができず、「親にまだ恩返しができていない」と強く感じました。自分の力で日本一を獲ることが親への恩返しになると思っていたので、大学で日本一を目指そうと思いました。両親からも『あんたの声(応援)があるから、みんなが戦えるんだよ』と応援団長をやることを後押ししてもらっています」

―大学サッカーと高校サッカー、Jリーグの違いは、どのようなところですか?
「高校サッカーやユースはテレビ放送がありメディアの露出が多く、Jリーグはたくさんのサポーターがいる。そういうところは大学サッカーにない部分だと思います」

―Jリーグチームにはたくさんのサポーターがいますが、大学サッカーのサポーターを増やしていくにはどうすれば良いと思いますか?
「Jリーグのファンは観ていて面白い試合を望んでいる方が多いと思います。そのため、質の高いプレーももちろん必要ですが、場の雰囲気を作る最高の応援も必要だと思います。大学サッカーでは学生だけが応援席で応援していますが、Jチームは子供から大人まで各世代の方が応援しています。大学サッカーも様々な世代のお客さんに応援してもらえるように、レプリカのユニホーム、タオルマフラーのグッズ販売、ハーフタイムショーなどをすることによってサポーターが増えると思います」

―大学サッカーの魅力とは?
「エネルギッシュでレベルが高く、パワーを感じることのできる点が大学サッカーの魅力だと思います。緊迫した試合の中での選手の気迫や真剣さが観ている人を引き込むと思います」

―応援団長に就任したきっかけを教えてください。
「就任したのは今年の2月で、全体ミーティングでの半分推薦、半分立候補という形でした。応援団長になろうと思ったのには理由があります。去年1年間病気でサッカーをすることができず、チームに迷惑をかけてしまったので、その想いも込めてやろうと決意しました」

―総理大臣杯期間中、流通経済大応援団の熱のこもった応援が話題を呼びましたが、どのような想いで試合に臨んでいましたか?
「『大同団結、~日本一愛される集団~』がチームコンセプトになって、団結して応援することでチームのサポート、少しでも役に立てるように力になろうと思っていました。みんなが一つになって応援した結果だと思います」

―流通経済大Twitterアカウント(@rku_fc)が作成されましたが、具体的にどのような活動をしていますか?
「多くの方々に流通経済大サッカー部について知って頂くため、Twitterアカウントを作りました。主な活動は試合前日に告知をしたり、試合結果を載せる等しています。また、特典情報やJ内定者の発表、全日本選抜などの注目選手の紹介、合宿の報告などを行いました!その結果、今になってはフォローワー数が約600人になり、流通経済大サッカー部について興味を持って頂けているのではないかと実感しています。これからも試合情報を気にして頂けるのと同時に、少しでもファンの方々に喜んでもらえるように取り組みたいと思います」

―インカレに対する意気込みを教えてください。
「流通経済大学は4年振りのインカレ出場となります。今年は夏の総理大臣杯で優勝することができましたが、リーグ戦では5位と思うような結果を残すことができなかったので、もう1度『日本一』を目指して戦います!」

「メンバーから外れた部員全員でチームのサポートを全力でしていきたいです。インカレは大学生活最後の大会であるため、全国から試合を観に来てくださる方々がいると思います。なので、そういった方々にまた熱のこもった応援を見せたいと思います」

―子供たちにとって大学サッカーはどのような舞台であるべきだと思いますか?
「子どもたちには感動や夢、そして最後まで諦めない気持ちを持ってプレーすることを伝えたいです。『プロの次にレベルの高い試合を観ることができるのが大学サッカー』だと思ってほしいし、感じて欲しいので、レベルの高いサッカーを目指していきたいです」

―大学サッカーは経験してもらいたいと思いますか?
「『高校からプロに行くより、大学サッカーを経験してからプロに行ってもらいたい』と個人的には思います。高校からすぐにプロにいくよりも、大学サッカーを経験することでサッカーだけに限らず、社会に出る人間として成長する為に様々な経験を積み、さらにはサッカーを通してスポーツの本質を知り、人間性を磨けることが大学サッカーの最大の魅力だと思います」


 繋いできた想いは、最後の国立へ。
 平成25年度第62回全日本大学サッカー選手権大会決勝 12月25日(水)15時Kick off !!



●大野泰祐
流通経済大学附属柏高校出身。大前元紀(現清水エスパルス)、比嘉祐介(現横浜F・マリノス)ら率いる流通経済大学附属柏高校が第86回全国高等学校サッカー選手権大会を制した時、1年生部員として在籍していた。関東リーグ出場経験を持つ実力者でもあるが、今年度は応援団長として流通経済大サッカー部の躍進を支えている。

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