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I PLAY FOR… ~大学サッカー・ゲキサカ連動企画~ by  

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Vol9. FC東京MF三田啓貴「優勝して最後を飾りたいと思う大会」
by  

 12月14日に全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)が開幕。25日にはいよいよ国立競技場で決勝戦が行われます。ゲキサカでは大学サッカー連盟と合同でコラム企画を実施。インカレに携わる人達の想いを全10回で掲載します。第9回は明治大学在籍時にインカレ決勝に出場した経験を持ち、現在はFC東京で活躍する三田啓貴選手です。


I play for…『チーム』
【理由】チーム一丸となって戦うことが自分の中で大事だと思っています。それを忘れずに、チームのために戦うことを心掛けています。


―サッカーを始めたきっかけは?
「小さい頃、友達に誘われて始めました。大学サッカーまで続けたのは、やっぱりプロになりたい気持ちが強く、まだ挑戦を続けたかったからです。プロ選手になるためのステップとして、大学でもサッカーを続けようと思いました。明治大学を選んだのはFC東京U-18の同期の仲間が明治大学に行くというのもあったし、大学サッカー界でも明治大学は、強いと有名だったこともあって進学を決めました」

―大学サッカーと他のカテゴリーとの違いとは?
「大学サッカーというのはサッカーだけをする場所ではないところですかね。特に明治大学は社会に出ていく上での教育があったので、そういうところはユース時代に無い部分です。逆に高校サッカーやユースには、サッカーだけに集中できる環境があったと思います。Jリーグと学生サッカーには、基本的なレベルの違いがあると思います。プレーのレベルもそうですし、ピッチ内外の色々な部分ですごく差を感じます。特にFC東京はレベルの高いチームなので、そういう環境の中でみんなと一緒にプレーできていることはすごく自分の為になっていると思いますし、成長できると思っています」

―大学サッカーでの印象深い出来事は何ですか?
「僕が1年生の時に天皇杯で勝ち進んだこと(※)や、2年生の時に関東リーグで優勝したことです。大学サッカーで1番辛かったことは、大学サッカーという環境に慣れることですね」
※第89回天皇杯。3回戦で当時J1の山形を撃破。明治大は4回戦まで勝ち進んだ。

―大学サッカーの魅力とは?
「チーム全体でというか、サッカー部みんなで応援をしたり、部員が何人もいる中で練習をしたりするのはチームの団結に繋がると思います。多くの部員と一緒に練習をすることでチーム愛が生まれやすいところも大学サッカーの魅力だと思います」

―インカレに対する想い、意気込みを教えてください。
「4年生にとっては最後の大会ですし、チーム全体としてもシーズン最後の大会になるので、勝って終わるのが1番気持ち良いと思います。優勝して最後を飾りたいと思う大会です。明治大学は僕が1年生の時に優勝したんですが、僕は出場できませんでした。3年生の時も決勝戦まで勝ち上がったんですが、決勝戦で負けてしまって…。自分が出場して頂点を獲りたいと思っていましたが、それを達成できなかったので自分の中では悔いの残る大会でした」

―子どもたちにとって大学サッカーはどのような舞台であるべきでしょうか?
「高校からプロに上がることができなくても、大学でもう1度活躍すればプロサッカー選手への道はまだまだ見えてくると思います。大学サッカーはプロ選手になるステップの1つとして考えてほしいです」


 繋いできた想いは、最後の国立へ。
 平成25年度第62回全日本大学サッカー選手権大会決勝 12月25日(水)
 国士舘大vs大阪体育大
 15時Kick off !!



●三田 啓貴
FC東京入団初年度で出場機会を掴み活躍した攻撃的MF。大卒Jリーガーの中でも今後の活躍が期待される選手の一人である。明治大学3年生の時に出場したインカレ(明治大学は準優勝)においては最優秀MFに選出された。

(協力 全日本大学サッカー連盟)

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