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セルジオ越後の越後録 by セルジオ越後

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なるようにしてなった結果。日本はワールドカップで戦うチームではない
by セルジオ越後

 日本は10人のギリシャとスコアレスドロー。攻撃が単純すぎた。ヘディングの強いギリシャのCB2人に練習させただけだ。本田はFK以外シュートを撃たない。ミドルシュートは大久保の1本だけだった。ボランチ2人もなぜかミドルシュートを撃たないし、相手の守備は楽だったはずだ。大迫を代えて最後は攻め手が吉田。ベンチにFWがいるのに、交代枠を1つ使わなかった。だったら、豊田とか、それこそ闘莉王を連れて行った方が良かった。ボールを外側で回して跳ね返されて・・・…。アイディアがなかったと言うけれど、代表選手だろう? 日本代表は高校生みたいに教えないとダメなのかもしれないね。

 1分1敗。これはなるようにしてなった結果だ。日本はワールドカップで戦うチームではない。走れない。ゴールに向かわずに横パスを回してばかり。ボクはいろいろな試合を見たけれど、一番走っていないのが日本だった。チーム作りから大失敗だった。ザッケローニ監督はCMにいっぱい出ていたけれど、実力がどこまであったか? 彼はワールドカップに初めて出る監督だった。ワールドカップの戦い方を知らない監督だった。そして日本のメディアが強いと錯覚させてしまった。代表グッズの売り上げは上がったけれど、実力は上がらなかった。今さら監督の実力を疑っても仕方ない。下手すれば今大会、アジア勢は予選(グループリーグ)で全滅する。強いと錯覚した日本は世界ではなく、アジアレベルだったということを自覚すべきだ。

 こんな試合をしても誰も叩かれない。明日の新聞もドンマイドンマイといった記事ばかりだろう。それでは強くなるはずがない。本田はミランに戻ってもまたベンチ、香川も試合に出られないと思う。柿谷も天才じゃなかった。みんな日本のメディアがつくったスター。世界レベルの実力があるように思わされた。これはメディアの責任。日本の文化だから変わらないと思う。4年後に「Road to ロシア」と題名だけ変わって、また実力のないスターをつくって、また本大会で負けるという繰り返しだろう。何回同じ失敗しても変わらない。でも、ここが変わって代表を厳しく見る目や環境ができばければ、日本は絶対に強くならないよ。

 まだ、コートジボワールが勝ち点を失えば予選を突破するチャンスがある。希望はある。でもギリシャ戦にも希望も期待もあった。予選突破できるかどうかの勝負はできるけれど、ベスト8は不可能。本田の言っていたワールドカップ優勝も不可能だよ。強いように見せたのは日本のメディア。なるようになっただけで、4年前からメディアも代表も変わらなかった。

 日本の選手たちも相当疲れている。コロンビアとの最終戦、一歩間違えばボコボコにされると思う。コロンビアの人たちは絶賛していても下手な試合をすれば、手のひらを返したように厳しく指摘する。決勝トーナメント進出が決まっているけれど、彼らがわざわざ負けにくることはない。日本が最終戦に勝てばチャンス、という夢と希望は持つけれど、日本のメディアのドンマイドンマイと言うような甘さはワールドカップにはないよ。

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