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バルサ仲本の「うちなー蹴人紀行」

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4年ぶりの更新!沖縄から熱血コラムをお届けします

 皆様ご無沙汰しております!沖縄県内でスポーツライターをさせていただいてますバルサ仲本です。2010年に沖縄のサッカーを全国のみなさんにお伝えすべく始まった「うちなー蹴人(けりんちゅ)紀行」ですが、2011年8月30日を最後にお休みをいただいておりました。理由としましては、私自身のサッカーの更なる知識と取材現場での経験値を上げるため、そして新たな可能性を模索する時間を得るためひっそりと冬眠期間を頂戴しておりましたが、この度4年ぶりに書かせていただけることとなりました。再開のきっかけと作っていただきましたゲキサカ編集部、特に高校サッカーの取材先でお会いした児玉幸洋さんには大変感謝しています。沖縄サッカーの熱さと可能性をバシバシと伝えていく所存ですので、改めましてよろしくお願い申し上げます。

 さて、私がお休みをいただいた4年という年月。県内では様々な出来事がありました。FC琉球のJ3リーグ参入、署名16万人の後押しで完成したJリーグ規格のスタジアム、沖縄キャンプ(美ら島サッカーキャンプ)に参加するJリーグクラブチームの増加、田口泰士(名古屋)の日本代表選出、離島勢として初めて高校選手権に出場した宮古高、なでしこリーグ参入を目指す琉球デイゴスの誕生など。沖縄から全国へ、そして世界へ。島国のハンディキャップを抱えながらも目指す方向性に対する視野が格段に広がった気がします。

 また、プレーする上で重要なピッチコンディション、芝の管理が近年充実してきました。これまで赤土の上に夏芝のみが主流だった沖縄のピッチは冬になると枯れてしまい、芝の生育やメンテナンスに対する知識は不十分でした。しかし2012年から県が中心となって芝のスペシャリストを育成する「芝人(しばんちゅ)養成事業」がスタート。県外の競技場で芝管理を行っている業者が沖縄に赴き、管理者を育成。研修後は県内の競技場に散らばり整備したことで今では冬になっても弾力のある青々とした芝が各地に広がっています。その結果、前述のとおり温暖な沖縄でキャンプを行うJリーグチームの増加に繋がったというわけです。

 このように沖縄のサッカーを取り巻く環境は目覚ましく発展しています。しかし掘り下げてくとまだまだ解決に至っていない問題も多く存在します。今後はその問題点とも向き合いながら現状をお伝えできればと考えています。そして、沖縄のサッカーは面白いな!と感じていただけるきっかけとなればと思っています。

 というわけで、次回もよろしくお願いします!

執筆者紹介:バルサ仲本(仲本兼進)
1978年生まれ。沖縄県出身。沖縄のRBCiラジオでの勤務を経て、現在はスポーツライター兼ラジオディレクターとして活動。サッカー・バスケ・野球などプロアマ問わず取材を行っています。RBCiラジオ「スポーツフォーカル」月曜サッカーコーナー出演。地域リーグを中心に情報を発信する「コミュサカチャンネル(ツイキャス)」番組ディレクター。「J's GOAL」J3琉球担当記者。ツイッターアカウントは@kenshinac

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