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　戸塚フットボールクラブジュニアは、先月行われた第40回全日本少年サッカー大会に埼玉代表として初出場した強豪クラブだ。

悲願の全国出場を決めたチームは、どのようにしてここまで上り詰めたのか。清野画監督に聞いた。「オンとオフの切り替えを心掛けるようにしています。大切にしてきたことは、当たり前のことを当たり前に出来るようにすることです。とにかく基礎練習を徹底的にやりました」。この全国出場までの道のりは、チームの自信というチカラを育んだのではないだろうか。

　今回は、勝利に繋がる絶妙なスルーパスを武器とする小学6年生に注目したい!

PICK UP選手
　大嶋優斗くん(12)。ポジションはトップ下。「アシストを良くしているので、次は得点力を上げたいです」と話す大嶋くんは、ほぼ毎日シュート練習を欠かさい。

　昨年はJFAフットボールフューチャープログラム トレセン研修会U-12の参加メンバーにも選出されている将来有望な選手だ。

どんな選手⁉
　チームを率いる清野監督は「技術・スピード・体力・センスと、全てにおいて現時点で際立っています。このまま順調に成長したら将来が楽しみな選手です」と彼の技術に太鼓判を押している。

　練習ではサイドから仕掛ける攻撃パターンを繰り返し行っていた戸塚FCJ。なかでも大嶋くんは、他の選手たちがボレーで合わせるのに対し、左右からセンタリングされたボールをヘディングシュートで合わせていたのが印象的だった。「最初はヘディングが下手だったので練習するようにしました。コーナーキックからダイレクトで点を取れるようになりたいです」と、ヘディングに力を入れている経緯を話してくれた。向上心を持つ彼の取り組みは、新しい武器となっていくだろう。

気になる質問‼
――好きな選手を教えてください。
「イニエスタ選手(バルセロナ)です。キープ力が高く、得点もアシストも出来るところが好きです」

――将来の夢を教えてください!
「世界ナンバーワンプレーヤーになることです!　バルサやレアル・マドリードが好きなので、昨年のFIFAクラブW杯のレアル戦を見に行きたかったです」

――今後の目標を教えてください!
「体力が落ちないようにトーレーニングをして、もっと得点力を上げてチームを勝たせられるようにしたいです!」

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◆著者プロフィール◆長谷川望(はせがわ・のぞみ)
1987年生まれ。福島県出身。ロンドン五輪で女子レスリング金メダリスト伊調馨を取材。2020年東京五輪を見据え、サッカーを中心にスポーツの育成年代を精力的に取材している。フジテレビ『とくダネ!』、TBS元旦スポーツ祭り『2013年にかけるアスリートたち』、WOWOW『金曜カーソル』などテレビ番組でも活躍中。
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