beacon
TOP > コラム > ヤング魂 > 記事詳細

ヤング魂 by 長谷川望

このエントリーをはてなブックマークに追加

[第97回]FW菊谷大地(SCH.FC)「強い気持ちと判断力を養った10日間」
by 長谷川望

 SCHフットボールクラブジュニアユースは、神奈川県(U-15)サッカーリーグ1部に所属している同県の注目のクラブだ。春休みにほぼ毎年スペイン遠征を行っており、国際大会の出場や練習試合などで国際経験を積んでいる。

 ジュニアユースを統括している中野泰延氏は、チームのストロングポイントについて「個の力が高いチームです。チームとしては、コンビネーションが出来てきたら更に強くなると思います。失敗を恐れず、みんなでボールを動かせるようにしていきたいです」と話す。攻撃的なパスサッカーで高みを目指していく!

 今回はスペイン遠征に参加した中学3年生ドリブラーをピックアップ!

PICK UP選手
 菊谷大地くん(15)。ポジションはフォワード。巧みな技術で相手DFをかわし、チームを勝利へと導く。

 スペイン遠征での一番の思い出を聞くと「カンプ・ノウでバルセロナの試合を観たことです」と答えてくれた。スタジアムで観るのは、動画では気付かなかった発見があったと言う。「ネイマール選手(パリSG)は動画で観るよりも、身体を上手く使っていて、動きがしなやかでした。他の選手もトラップの技術が高くて、1タッチ目を相手に取られないところに置いたりしていて『凄いな』と思いました」。なかなか出来ない貴重な経験は、彼の意識に大きな刺激を与えたのではないだろうか。

どんな選手⁉
 中野氏に菊谷くんについて聞いた。「スピードとテクニックに長けている選手です。ドリブルも特徴の一つで、冷静な判断でいつもチャンスを作り出してくれています」と話す。落ち着いた受け答えが印象的な彼は、監督が言うように冷静な判断ができるチームのドリブラーとして期待されている。

「判断力」の重要性はスペイン遠征でも学んでいた。菊谷くんはこのように話している。「自分たちはゴロのパスにこだわるが、スペイン人は相手に取られないように浮かせたりします。受け手もトラップして2タッチで返すようにしていたので勉強になりました。しっかり考えられているなと思いました。あとは、相手に対して『負けない』という気持ちがすごく強かったです。強い気持ちと技術で、球際で負けないようにしたいと思いました」。

「判断力」と「強い気持ち」の大切さを改めて痛感したスペイン遠征。彼の向上心がさらに高まった価値ある10日間となっている。

気になる質問‼
――好きな選手を教えてください。
「ネイマール選手です。身体がやわらかくて、怪我も少ないので、そういうバランス感覚が凄いと思います」

――将来の夢を教えてください!
「プロサッカー選手になって、親に恩返しをしたいです!」

――これからも頑張ってください!
「チーム一丸となって勝ち進んで、これからのサッカー人生を向上させていけるように頑張ります!」

◆著者プロフィール◆長谷川望(はせがわ・のぞみ)
1987年生まれ。福島県出身。リオ五輪で4連覇を成し遂げた女子レスリング伊調馨を取材。2020年東京五輪を見据え、サッカーを中心にスポーツの育成年代を精力的に取材している。フジテレビ『とくダネ!』、2016年『林先生のあのアスリートを一流にした劇的スイッチ』他多数出演。
スポーツライター長谷川望facebookファンサイトはこちら

TOP