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ヤング魂 by 長谷川望

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[第114回]GK尾崎克蔵(FC多摩ジュニア)「諦めない気持ちを強さにゴールを守る!」
by 長谷川望

 FC多摩ジュニアは、東京都多摩市で活動しているジュニアサッカークラブ。今月開催されたダノンネーションズカップ2018 in JAPANに出場し、現在東京都U-12サッカーリーグ1部に所属している。

 春から新しいチームで始動している多摩ジュニア。吉田健太コーチにチームの特徴を聞いた。「1対1の強さや全員がハードワークするところが、この学年の良いところです。個性を活かした自分のストロングポイントを持ってもらって、負けない武器を身につけること、また人間性や挨拶がきちんとできる選手に育ってもらえたらと思います」。様々な経験を通して、新たな1年間をつくっていく!

 今回は守護神としてチームを守る新6年生をピックアップ!

PICK UP選手
 尾崎克蔵くん(11)。ポジションはゴールキーパー。4年生の秋からGKとして活躍している彼は、フィールドプレーヤーのときに身につけた技術力を活かした正確なパントキックで攻撃の起点となっている。力を入れているトレーニングについて「1対1のときに強いシュートがきても、すぐに足で止められるように、ストレッチは毎日するようにしています」と素早い対応ができる柔軟性を日々高めている。

どんな選手⁉
 吉田コーチは「練習外でも努力をする選手です。その努力の成果を感じるので、これからどのように成長するのか楽しみです。今でもフィールドで一緒に練習したりもしています」と、今後の活躍に期待を寄せている。

 今年1月に行われたダノン杯日本大会に繋がる埼玉会場予選では最終戦がPK戦となり、PK9-8で見事勝利し全国の舞台への切符を手にした。尾崎くんに当時を振り返ってもらった。「とても緊張しました! 勝ったときは嬉しくて頭が真っ白になりました(笑)。チームの最後まで諦めない気持ちが強さとなりました」。約1年前まではフィールドプレーヤーだった尾崎くんに「怖くなかったですか?」と聞くと、「怖くないです!」と力強い言葉を聞くことができた。すでに彼の心はGKとして火がついている。今月始まったリーグ戦でもその力を発揮してくれるに違いない!

気になる質問‼
――好きな選手を教えてください。
「柏レイソルの中村航輔選手です。セーブがすごく上手いので参考にしたいです」

――将来の夢を教えてください!
「プロになって、J1で活躍できるような良いキーパーになりたいです!」

――これからも頑張ってください!
「身体づくりにも力を入れて、強いシュートが来ても反応できるように頑張ります!」

◆著者プロフィール◆長谷川望(はせがわ・のぞみ)
1987年生まれ。福島県出身。リオ五輪で4連覇を成し遂げた女子レスリング伊調馨を取材。2020年東京五輪を見据え、サッカーを中心にスポーツの育成年代を精力的に取材している。フジテレビ『とくダネ!』、2016年『林先生のあのアスリートを一流にした劇的スイッチ』他多数出演。
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