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ヤング魂 by 長谷川望

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[第119回]MF武智正淳(若葉ウィングス)「ブラジル人も認める! プレーで魅せるチームの大黒柱」
by 長谷川望

 若葉ウィングスは東京都北区で活動しているジュニアサッカークラブ。サッカーとフットサルの両方で活躍できる選手を育成しているのが魅力だ。

 ブラジルでのサッカー留学を経験している菊池洋輝監督に、ブラジルのサッカー環境について聞いた。「ブラジルではフットサルやストリートサッカーから始めるのがほとんどです。スペースがない場所でやるので、足元でボールを扱わなければならなく、技術的な部分が自然に必要になってきます。そのため早いポジショニングと早い判断力、それに伴う技術が小さい頃から身に付いていくのだと思います」。小学生年代からフットサルの技術を身に付けることは、今後のサッカー人生に大きく役立っていくだろう。

 今回はキャプテンの小学6年生をピックアップ!

PICK UP選手
 武智正淳(まさずみ)くん(12)。ポジションはミッドフィルダー。「シュートとパスの練習に力を入れています」と話す彼は、キャプテンを務める大黒柱だ。ボランチやトップ下で、フットサルで培った得点に絡む素早い動きで勝利へと導く! チームのストロングポイントについて聞くと「みんなとても仲が良いのが強みです! よく遊びに行ったりするのが楽しいです」と謙虚な姿勢が印象的だった武智くんがはっきりと笑顔で話してくれた。

どんな選手⁉
 菊池監督は武智くんについてこう語る。「周りから優秀と言われている選手です。賢さ、戦術的理解の速さがあります。ブラジル人の方からも『ブラジルに来た方がいい』と言われていました。フットサルでは点も取るし、チームが負けていても力をいかんなく発揮することが出来ます」。チームメイトからは「めっちゃ強い!」「身体も強いし、フェイントも上手い!」「たくさん点を取る!」と、次々と声が上がってくる。「仲が良い」と話していたチームメイトからプレー面、そして人間性でも信頼されているのが、年代を問わないチームメイトの様子から見ることができた。

「前はフットサルが好きだったけど、今はサッカーも好きになりました」と話す武智くんに、その理由を聞いた。「フットサルの動きがサッカーで使えるので、楽しいです。狭いところでプレーするのが得意になりました」。ブラジル人も認める磨き上げたフットサルのスキルが、サッカーで有利に働いている。今後の活躍に注目したい!

気になる質問‼
――好きな選手を教えてください。
「イニエスタ選手(バルセロナ→神戸)です。同じMFとして尊敬しています。パスの出し方やボールの受け方を見るようにしています」

――将来の夢を教えてください!
「世界で通用するサッカー選手になりたいです!!」

――これからも頑張ってください!
「全国大会など大きな大会に出ることを目標にして頑張ります!」

◆著者プロフィール◆長谷川望(はせがわ・のぞみ)
1987年生まれ。福島県出身。リオ五輪で4連覇を成し遂げた女子レスリング伊調馨を取材。2020年東京五輪を見据え、サッカーを中心にスポーツの育成年代を精力的に取材している。フジテレビ『とくダネ!』、『林先生のあのアスリートを一流にした劇的スイッチ』他多数出演。
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