beacon

ヤング魂 by 長谷川望

このエントリーをはてなブックマークに追加

[第164回]FW津野扇士(bandai12)「ダノン杯で成長! チャンスを掴みに行くエースストライカー」
by 長谷川望

 bandai12サッカークラブは新潟県新潟市で活動しているジュニアサッカークラブだ。今年2月2日にJFAナショナルトレーニングセンター Jヴィレッジで開催されたダノンネーションズカップ2020 in JAPAN福島会場予選(ダノン杯)に出場している。結果は1勝1分1敗で予選リーグ敗退となったが、積極的に全員で攻撃参加する姿勢は、同大会で十分な存在感を示していた。

 小熊理祐監督にチームの特徴を聞いた。「どういうサッカーをやっていこうかという時に、この年代の特徴としてポゼッションサッカー、ビルドアップをしながら戦うチームの方が良い試合になるではないかという考えで育成しています。ダノン杯では通用する部分と課題をしっかりと発見できればと思います」。普段対戦することが少ない相手と対戦する大会で、学べることを吸収してチームをさらにパワーアップしていく!

 今回はダノン杯に出場していた小学5年生をピックアップ!

PICK UP選手
 津野扇士くん(11)。ポジションはフォワードで、ダノン杯では背番号11を背負っていた。

「FWなのでシュートをいっぱい打って、点を決めるようにしたいです。ダノン杯のようにいろんな県から来たチームと対戦する機会はあまりないので、楽しんでプレーしたいと思っています」と、ダノン杯での意気込みを話す彼は、巧みなドリブルテクニックとハードワークで自らチャンスを掴みに行くチームのエースストライカーだ。

どんな選手⁉
 小熊監督は「得点能力に優れているうちのエースです。彼が点を取るか取らないかで、勝敗が大きく左右します。身体負けしてしまう時もありますが、そこを課題にして乗り越えて、さらに成長してほしいと願っています」と、津野くんの能力に大きな期待を寄せている。

 ダノン杯でプレーした感想を津野くんに聞いた。「『楽しむぞ』とチームメイトみんなで声を掛け合いました。パスが雑になってしまうことがあったので、そこを丁寧にして、シュートもきちんと枠に入るように意識しなければいけないと思いました」。この大会を通じて、チームの一体感が生まれ、選手一人ひとりの成長に繋がっている。

気になる質問‼
――好きな選手を教えてください。
「クリスティアーノ・ロナウド選手(ユベントス)です。スピードがあり、豪快なシュートがかっこいいです」

――将来の夢を教えてください!
「サッカー日本代表になって、海外のチームでも活躍できるような選手になりたいです!」

――これからも頑張ってください!
「もうすぐ最高学年になるので、下の年代の選手たちの見本なれるようにしたいです!」

◆著者プロフィール◆
長谷川望(はせがわ・のぞみ)
1987年生まれ。福島県出身。リオ五輪で4連覇を成し遂げた女子レスリング伊調馨を取材。2020年東京五輪を見据え、サッカーを中心にスポーツの育成年代を精力的に取材している。フジテレビ『とくダネ!』、『林先生のあのアスリートを一流にした劇的スイッチ』他多数出演。
スポーツライター長谷川望facebookファンサイトはこちら

TOP