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ヤング魂 by 長谷川望

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[第166回]DF榊原颯太(bandai12)「大きく成長したダノン杯! 攻守で活躍するキーパーソン」
by 長谷川望

 bandai12サッカークラブは今年2月2日に開催されたダノンネーションズカップ2020 in JAPAN福島会場予選(ダノン杯)に、新潟県代表の一つとして参加したジュニアサッカークラブだ。惜しくも予選リーグ敗退となったが、実のある経験となったことが子供たちにとって何よりの財産となっている。

 チームを率いる小熊理祐監督に育成にかける想いを聞いた。「新潟県のクラブなので、県内でプロサッカー選手として活躍する姿を見たいという想いはあります。しかしプロになれるのは限られてくると思うので、サッカー以外の所でも、サッカーから学んだ人間力を発揮できる人材に育って欲しいと願って育成しています」。子供たちは大会や試合、練習など多くの時間を一緒に過ごす中で、サッカーの技術だけではなく、人間力も身につけて成長していく!

 今回はダノン杯に出場した新小学6年生をピックアップ!

PICK UP選手
 榊原颯太くん(11)。ポジションはディフェンダー。ダノン杯では、ゴール前のピンチを何度も救い、ボールを持ったら積極的に前に出てプレーをする姿が印象的だった。「カバーリングとパスの精度に気を付けています。DFもできて、攻撃もできる選手になりたいです」と話す彼は、その言葉どおり攻守で活躍しているキーパーソンだ。

どんな選手⁉
 小熊監督は「とても賢く、カバーリングに適した選手で、ビルドアップの時もしっかりドリブルで運べる選手です。今大会で彼に助けられてるシーンがたくさんあり、1日で大きく成長したと思います」と、榊原くんの仕事ぶりを高く評価している。

 榊原くんはダノン杯をこう振り返る。「相手チームは球際が強かったので、もっと体力をつけて、身体づくりを頑張りたいです。あとはもっとシュートを打てるように練習したいと思いました」。大会を通して、DFとしての強さ、そしてチャンスを作り出す大切さを体感することができた。この経験により、彼の強さにますます磨きがかかっていくに違いない!

気になる質問‼
――好きな選手を教えてください。
「セルヒオ・ラモス選手(レアル・マドリー)です。ヘディングと対人の強さがすごいと思います」

――将来の夢を教えてください!
「プロサッカー選手になって、色々な場面で活躍することです!」

――これからも頑張ってください!
「みんなで協力して勝てるチームになって、これからの大会で優勝したいです!」

◆著者プロフィール◆
長谷川望(はせがわ・のぞみ)
1987年生まれ。福島県出身。リオ五輪で4連覇を成し遂げた女子レスリング伊調馨を取材。2020年東京五輪を見据え、サッカーを中心にスポーツの育成年代を精力的に取材している。フジテレビ『とくダネ!』、『林先生のあのアスリートを一流にした劇的スイッチ』他多数出演。
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