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勝負強さ見せた柏、アウェーゴール2発で全北現代に先勝!!

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[5.15 ACL決勝T1回戦第1戦 全北現代0-2柏 全州]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の決勝トーナメント1回戦第1戦が15日に行われた。日本勢として唯一決勝T進出を決めた柏レイソルが敵地で全北現代(韓国)と対戦し、2-0で勝利した。第2戦は22日に日立柏サッカー場で行われる。

 グループステージは4勝2分と無敗で突破した柏の1回戦の相手は、グループステージで浦和との争いを制して決勝Tに進出してきた全北現代。だが敵地での第1戦は柏の勝負強さが光る一戦となった。

 守備陣に故障者が出ている柏。特にSBが人材難となっており、右SBでは本来CBの鈴木大輔を起用。左SBには増嶋竜也が入った。

 試合はいきなり動いた。柏は3分、ロングボールがエリア内左で跳ねると、DFに競り勝ったMFジョルジ・ワグネルがダイレクトで折り返す。これを走り込んだFW工藤壮人が頭で合わせると、右ポストを叩きながらも、ボールはゴールネットに吸い込まれていった。

 さらに柏は先月30日のACL第6節のセントラルコースト戦以来の復帰を果たしたFWレアンドロ・ドミンゲスが起点となり攻撃を仕掛ける。19分にはレアンドロのスルーパスに反応した工藤が右足で狙うが、これはGKに弾かれてしまった。

 しかし徐々にホームの全北もセットプレーを中心にチャンスを作り始める。35分、MFエニーニョがCKから直接ゴールを狙うが、GK菅野孝憲が間一髪で弾き出す。前半は無得点で終えたが、柏を上回るシュート数を放った。

 後半も柏の耐える展開が続いた。14分、FWイ・ドングッに抜け出しを許しシュートを放たれる。菅野が飛び出し防ぐと、こぼれ球をMパク・ヒドに押し込まれるが、またしても菅野が足に当てて防ぎ、難を逃れた。さらに23分にもパクに右サイドから切り込まれシュートを放たれるが、菅野が好セーブで弾き出した。

 だが苦しい時間帯に柏が勝負強さを見せた。後半29分に右サイドで得たCK。ジョルジ・ワグネルのキックにドンピシャのタイミングで飛び込んだ増嶋が頭で押し込み、リードを2点に広げた。

 効率よくゲームを進めた柏。最後まで体を張った守備でゴールにカギをかけ、全北現代に反撃を許すことはなかった。願ってもないアウェーでの2ゴール。初の8強進出へ向け、大きなアドバンテージを得た。


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