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川崎Fは敵地で蔚山に0-2敗戦…開幕連勝ならず

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[3.12 ACLグループリーグ第2節 蔚山現代2-0川崎F 蔚山]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は12日、グループリーグ第2節を行い、H組の川崎フロンターレはアウェーで蔚山現代(韓国)と対戦し、0-2で敗れた。ACL開幕戦では貴州人和(中国)を1-0で下した川崎Fだが、公式戦2連敗でACL初黒星。2連勝の蔚山が勝ち点を6に伸ばし、H組首位に立った。

 8日のJ1広島戦(1-2)はベンチスタートだったMF大島僚太とMFパウリーニョが先発復帰。先発はACL初戦の貴州人和戦(1-0)、J1開幕戦の神戸戦(2-2)と同じだったが、システムはこれまでの4-3-3ではなく、4-4-2に変更した。MF中村憲剛とパウリーニョがダブルボランチを形成し、大島は2列目の右サイド。FW大久保嘉人とFW小林悠が2トップを組んだ。

 前半6分、大久保が積極的に右足ミドルを狙うが、ゴール上へ。蔚山も同8分に元G大阪のFWラフィーニャが左足でミドルシュートを打ったが、わずかにゴール右に外れた。試合前から激しい雨が降りしきるピッチで互いになかなか決定機をつくれない。膠着状態が続く中、蔚山はボランチで先発していたMF増田誓志を前半39分で下げるなど、ベンチも積極的に動いた。

 0-0で後半に折り返すと、徐々に蔚山が攻勢に出る。後半6分、右クロスをファーサイドのFWキム・スンミンが折り返し、ラフィーニャが左足ボレーで合わせたが、クロスバーを直撃。同7分には左サイドからのアーリークロスを196cmのFWキム・シンウクが頭で落とし、MFコ・チャンヒョンがシュートを打ったが、GK西部洋平がキャッチした。

 川崎Fは後半18分、DF登里享平に代えてDF武岡優斗を投入。今季、横浜FCから完全移籍で加入した武岡はそのまま左SBに入り、移籍後公式戦初出場となった。同22分には中村からパスを受けた大久保がGKと1対1の決定機を迎えるが、右足のシュートはGKキム・スンギュが至近距離でセーブ。先制の絶好機を生かせなかった。

 後半25分、大島に代わってMF山本真希がボランチの位置に入った川崎F。中村がトップ下にポジションを上げ、小林が右サイドに移る4-3-3にシステムを戻し、1点を狙いにいった。同36分には中村からパスを受けたFWレナトが左足を振り抜くが、またもGKキム・スンギュが好セーブ。チャンスはあったが、1点を取り切れなかった。

 すると蔚山は後半40分、カウンターから右クロスを途中出場のMFユ・ジュンスがヘディングで叩き込み、先制点。土壇場でゴールをこじ開けた。川崎Fは後半43分、レナトに代えてFW森島康仁を投入したが、最後まで1点が遠い。逆に蔚山は後半アディショナルタイムにキム・シンウクがダメ押しの2点目を奪い、2-0の完封勝利で2連勝を飾った。


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