広島不可解判定に泣く…ソウルとドローで首位浮上逃す
[4.1 ACL第4節 FCソウル2-2広島 ソウル]
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の第4節が1日に行われ、F組のサンフレッチェ広島は敵地でFCソウルと対戦し、2-2で引き分けた。勝ち点5の広島は2位のままとなった。
前節のホームでのFCソウル戦でようやく初勝利を挙げた広島は、最下位を脱出し、2位に浮上した。だが前節終了時でF組は1位から4位までの勝ち点差が4の大混戦。さらにこの試合の前に行われた試合でセントラルコースト・マリナーズが北京国安を1-0で下したため、勝った方が文句なしで首位に立つ一戦になった。
敵地戦とはいえ、序盤からチャンスの数で上回ったのは広島だった。前半18分にゴール正面で得たFKの場面ではキッカーの位置に4人の選手が立つ。誰が蹴るか分からない中でMFパク・ヒョンジンが左足で狙うが、わずかに枠上に外れていった。
すると前半20分、左サイドからのFKを獲得した広島は、MF高萩洋次郎が大きく蹴り入れる。これをDF塩谷司が頭で折り返すと、MF野津田岳人がFW石原直樹に落とす。石原のポストから野津田に返ると、今度は右足で豪快に蹴り込み、待望の先制点を手にした。
ようやくFCソウルも前半24分、CKからMFキム・ヒョンソンがチーム1stシュートとなるヘディングシュートを放つ。前半終了間際には、ゴール前の混戦の中で、体の強さを生かしたMFオスマール・バルバが右足シュートを放つが、GK林卓人に弾き出された。前半は広島が1点リードで折り返した。
後半に入ると一転、FCソウルが攻勢を強める。7分に1タッチパスを繋ぐと、後半から途中出場したFWラファエル・コスタがゴールを狙う。これはわずかに枠右に外れていったが、直後の9分、MFコ・ヨハンにスルーパスを通されると、反応したFWユン・イルロクに流し込まれ、試合が振り出しに戻った。
だがここで森保一監督の落ち着いた采配が見られる。MF丸谷拓也に代えてDFファン・ソッコ、パクに代えてMFミキッチを送り込み、局面の打開を図る。すると後半24分、そのミキッチが右サイドを突破しクロスを上げると、中央走り込んだファン・ソッコが右足で豪快に合わせて、再び1点のリードをもぎ取った。
このまま行けば首位に浮上する広島は、体を張った守備でリードを守りに行く。しかし後半42分、CKの競り合いの場面でDF水本裕貴が相手選手を引っ張って倒してしまったとして、ソウルにPKが与えられる。水本にはレッドカードが突き付けられる。だがこのPKをGK林卓人がビッグセーブ。オスマールのPKを見事読み切り、枠外に弾き出した。
だが後半アディショナルタイムにもFCソウルにPKが与えられる。これはラファエルに決められてしまい、試合は2-2の同点。終了と同時に森保監督もピッチに飛び出し抗議するなど、遺恨が残る韓国敵地戦となってしまった。
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AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の第4節が1日に行われ、F組のサンフレッチェ広島は敵地でFCソウルと対戦し、2-2で引き分けた。勝ち点5の広島は2位のままとなった。
前節のホームでのFCソウル戦でようやく初勝利を挙げた広島は、最下位を脱出し、2位に浮上した。だが前節終了時でF組は1位から4位までの勝ち点差が4の大混戦。さらにこの試合の前に行われた試合でセントラルコースト・マリナーズが北京国安を1-0で下したため、勝った方が文句なしで首位に立つ一戦になった。
敵地戦とはいえ、序盤からチャンスの数で上回ったのは広島だった。前半18分にゴール正面で得たFKの場面ではキッカーの位置に4人の選手が立つ。誰が蹴るか分からない中でMFパク・ヒョンジンが左足で狙うが、わずかに枠上に外れていった。
すると前半20分、左サイドからのFKを獲得した広島は、MF高萩洋次郎が大きく蹴り入れる。これをDF塩谷司が頭で折り返すと、MF野津田岳人がFW石原直樹に落とす。石原のポストから野津田に返ると、今度は右足で豪快に蹴り込み、待望の先制点を手にした。
ようやくFCソウルも前半24分、CKからMFキム・ヒョンソンがチーム1stシュートとなるヘディングシュートを放つ。前半終了間際には、ゴール前の混戦の中で、体の強さを生かしたMFオスマール・バルバが右足シュートを放つが、GK林卓人に弾き出された。前半は広島が1点リードで折り返した。
後半に入ると一転、FCソウルが攻勢を強める。7分に1タッチパスを繋ぐと、後半から途中出場したFWラファエル・コスタがゴールを狙う。これはわずかに枠右に外れていったが、直後の9分、MFコ・ヨハンにスルーパスを通されると、反応したFWユン・イルロクに流し込まれ、試合が振り出しに戻った。
だがここで森保一監督の落ち着いた采配が見られる。MF丸谷拓也に代えてDFファン・ソッコ、パクに代えてMFミキッチを送り込み、局面の打開を図る。すると後半24分、そのミキッチが右サイドを突破しクロスを上げると、中央走り込んだファン・ソッコが右足で豪快に合わせて、再び1点のリードをもぎ取った。
このまま行けば首位に浮上する広島は、体を張った守備でリードを守りに行く。しかし後半42分、CKの競り合いの場面でDF水本裕貴が相手選手を引っ張って倒してしまったとして、ソウルにPKが与えられる。水本にはレッドカードが突き付けられる。だがこのPKをGK林卓人がビッグセーブ。オスマールのPKを見事読み切り、枠外に弾き出した。
だが後半アディショナルタイムにもFCソウルにPKが与えられる。これはラファエルに決められてしまい、試合は2-2の同点。終了と同時に森保監督もピッチに飛び出し抗議するなど、遺恨が残る韓国敵地戦となってしまった。
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