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浦和、森脇弾で先制も…アウェーで水原に逆転負け

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[2.25 ACLグループリーグ第1節 水原三星2-1浦和]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は25日、グループリーグ第1節を行い、グループGでは浦和レッズがKリーグ2位の水原三星(韓国)のホームに乗り込んだ。前半に1点を先行した浦和だったが、後半に追い付かれると試合終了間際に決勝ゴールを許し、1-2の逆転負けを喫した。黒星スタートとなった浦和は、3月4日に行われる第2節のホーム戦でブリスベン・ロアー(豪州)と対戦する。

 07年以来のACL制覇を目指す浦和は3-4-2-1のシステムを採用し、GKに西川周作、最終ラインは右からDF森脇良太、DF那須大亮、DF槙野智章を配置。ボランチにMF阿部勇樹とMF青木拓矢を並べ、右アウトサイドにMF宇賀神友弥、左アウトサイドにDF橋本和、2シャドーにMF柏木陽介とFW石原直樹を置き、1トップにはFWズラタンが入った。

 前半3分にピンチを迎えた浦和だったが、MFソ・ジュンジンのクロスに飛び込んだ元川崎FのFW鄭大世のダイビングヘッドは西川が好反応で弾き出した。その後は浦和がボールを保持する展開となったが、前線に精度の高いパスを供給できずになかなかシュートまで持ち込めない時間帯が続いた。

 しかし、徐々に水原に押し込まれ始めると、前半28分にはMFヨム・キファンに直接FKでゴールを脅かされるも西川が弾き出し、同29分にはMFキム・ユンサンにミドルレンジから狙われるも西川が正面で処理して先制点を許さなかった。

 浦和は前半32分にGKノ・ドンジウォンが処理ミスしたボールからチャンスを迎えたが、PA内で橋本が放ったシュートは大きく枠を外した。しかし、このまま前半終了かと思われたアディショナルタイムに浦和が先制に成功する。高い位置で阿部がボールを奪うと、柏木、森脇とつなぎ、PA内でボールを受けた森脇が切り返しから鮮やかに左足で突き刺して、スコアを1-0とした。

 アウェーで貴重な先制点を奪った浦和だったが、後半11分に同点に追い付かれてしまう。鄭大世から右サイドでボールを受けたDFオ・ボムソクがクロスを送ると、ボールはそのままゴールマウスに吸い込まれて試合を振り出しに戻された。さらに同12分にはカウンターからMFオ・ボムソクに抜け出されたが、飛び出した西川がブロックして勝ち越し点を許さない。

 すると浦和は後半18分にFW李忠成とMF鈴木啓太を同時投入して、試合の流れを変えようと試みる。同24分には橋本のクロスを李がヘッドでつなぐと、フリーになった阿部が至近距離で決定機を迎えたがシュートはジャストミートせずにノ・ドンジウォンの手中に収まった。さらに同35分には右サイドを駆け上がった宇賀神が狙うが、これもノ・ドンジウォンのセーブに遭った。

 好機を逃した浦和は、後半42分に水原にセットプレーから勝ち越し点を奪われる。MFヨム・キファンが蹴り出したFKをファーサイドで待ち構えていたMFレオナルドにヘディングで決められてしまった。さらにアディショナルタイムには西川まで抜かれる決定機を作られたが、MFイ・サンホのシュートはポストを叩いた。その後、スコアは動かずに浦和は1-2の逆転負けを喫した。


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